人材業界とはどんな場所なのか【業界】

2回目の更新になります。元気です。
ここ最近は仕事に趣味に明け暮れ充実の時間を過ごしております。

本日は人材業界についてです。
タイトルを見て今この記事を読んでいる方の中には
・人材業界に興味がある人
・人材業界に在籍しているけど他の業界との違いがわからない人
などがいると思います。

そこで今回は
◆他業界(不動産)
◆人材業界内で異なるビジネスモデル(求人広告・人材紹介)
を経験した私がセールスとしての人材業界を
自身の主観100で誰にでもわかるように分かりやすく語ってみたいと思います。

以下の順序で話進めていきます。
①人材業界とは
②人材業界の中身
③人材業界の特徴・魅力・しんどいところ

【①人材業界とは】
その名の通り“人”に関わる仕事です。
後述でいくつかの種類を紹介しますが、いずれにしても総じて“人材”を企業に提供すること仕事です。
あまり人をモノや金に例えるのは好きではありませんが、あえて分かりやすくするために言うと『人という商品を提供してお金を貰う』ことでビジネスが成り立っています。
ゆえにサービスの提供先は主に企業の人事部門(場合によっては経営者)となります。

【②人材業界の中身】
人材業界の中身についてですが、結論以下大きくビジネスモデル別に4つに分類されます。
1.人材紹介
2.求人広告
3.人材派遣
4.採用コンサルティング(採用代行・RPO)

ここ最近『人材業界に行きたい』などとおっしゃっていただく方も多いのですがあまり中身を知らない人が多く“人材業界=人材紹介”という認識が一定数あるなと感じます。
この4つの中身を正しく理解しなければ
正直憧れの人材業界でギャップを感じるでしょうし、今人材業界のいずれかの部門にいる方もひとえに『人材業界嫌だ』と言って部署異動をせずに安易な転職に踏み切ってしまそうことでしょう。
そこで以下にそれぞれを簡潔にまとめてみました。
※長くなるので細かいこと端折ります

1.人材紹介
〈ビジネスモデル〉
・候補者対応:toC
・企業対応:toB
〈なにするか〉
・候補者、企業双方の間に立ってマッチングを人力で行います(候補者とは面談、企業とは打ち合わせ・採用への協業)
〈魅力〉
・悩みある候補者に直接介入して彼らを次のキャリアへと自らの手で導くことができ、人のキャリア(人生)への介在実感を強く感じれます
・サービスの本質が“担当キャリアアドバイザーの提案”となるためプロダクトビジネスや有形商材と違いコンサルタントとしてどこに行っても使える“手に職”が手に入ります
〈懸念〉
・人に振り回されます
・toC業務になるためたまに土日や夜遅くに業務が発生します(自らのやり方次第で排除はできます)
〈どんな人が合うか〉
・手に職つけたい人
・承認欲求、介在実感を強く感じたい人
・人に寄り添う気持ち+合理的に物事を判断できる←両方ある人
・思考力が高い人(足だけ使うタイプの人は合わない)
・キャリアに悩んだ原体験がある人(転職経験ある人)

2.求人広告
〈ビジネスモデル〉
・完全toB(広告ビジネス)
〈なにするか〉
・企業様に広告枠を購入いただきそこに各企業の求人内容を掲載→Web広告枠を通じての入社応募を目指す仕事です。掲載課金と成果報酬の2パターンのマネタイズがあります。
※分かりやすくいうとタウンワーク、バイトル、マイナビバイト、エン転職、リクナビnext、マイナビ転職などのいわゆる転職サイトを企業に売り込みに行きます(求職者は無料で使えるサイトです)
※掲載課金→企業は効果に関わらず掲載に対して金銭が発生
※成果報酬→企業は掲載は無料、効果(応募・採用)に応じて金銭が発生
〈魅力〉
・行動量とスピードで一定の成果が出ます
・WEB広告営業としてデータやIT知識を駆使しながらWEBデータ営業として一定のIT知識が身に付きます
・付帯商品としてSaaS型ATSなどの販売ができSaaS営業としての最低限の知見が身に付きます
・アポイント〜結果(成約・失注)までのジャッジのリードタイムがとても短く成果が出るまでがとても早いです
〈懸念〉
・効果が保証されないビジネスなのでお客さんに怒られることがとても多いです(個人的には投資ビジネスに近いと思ってます、投資に対してリターンがないことがザラでよく怒られます)
・効果が不安的で納品が確約されないビジネスのため顧客の定着がしにくく常に新規開拓をしなければ売上を保てません。ゆえにかなりのフィジカルビジネスです。
・思考が強い方はいつか限界が来ます(もっと思考を活かせる仕事にいきたいと思うはず)
〈どんな人が合うか〉
・toB初挑戦者、無形初挑戦者、将来IT業界に行きたい人
・思考<行動の人
・フィジカルが強く量を担保できる人
※このベースに思考がある方は求人広告領域トッププレイヤーになれます(思考で戦う人が求人広告領域に少ないのですぐに頭ひとつ抜けられます。ただし思考だけの人は活躍できないためベースは行動量を担保できるフィジカルモンスターであることが重要です)
・商談〜結果が出るまでが早いビジネスのため、せっかちな人や4コマ漫画やウイニングイレブン、格闘ゲームなど決着がすぐつくものが好きな人には合うでしょう

3.人材派遣
〈ビジネスモデル〉
・登録スタッフ対応:toC
・企業対応:toB
〈なにするか〉
・登録スタッフ、企業双方の間に立ってマッチングを人力で行います(登録スタッフとは面談・マネジメント、企業とは打ち合わせ・採用への協業)
〈魅力〉
・非正規雇用の斡旋となりこちらも案件獲得までのスピード感が早いことは面白みを感じるでしょう
・登録スタッフの派遣後のマネジメントなども行うためピープルマネジメントを早くから経験できます
〈懸念〉
・登録スタッフのマネジメントやトラブル対応に振り回されることが多いです
※人材紹介と異なる部分は企業様に人材提供後も継続的に管理・マネジメントを行なっていくことが大変です(遅刻しないでちゃんと出勤してるかなとか常に確認することになる)
・IT知見や正社員領域へのキャリアステップが年齢を重ねるごとに難しくなる
〈どんな人が合うか〉
・基本は前述の求人広告領域同様と感じます
・人材のマネジメントなどを直接行いたい方は求人広告よりはフィットするかもしれません
・派遣後の管理など精神的負担も多いため思考は求人広告より必要としませんがフィジカル+メンタルが必要になります

4.採用コンサルティング(採用代行・RPO)
〈ビジネスモデル〉
・多様なモデルがあるためここでは割愛
〈なにするか〉
・一言で言うのが凄く難しいのですが“コンサルティング(アドバイザリー・支援)”〜“代行”までを広義に指します
〈魅力〉
・人材紹介〜人材派遣、面接代行や戦略立案まで企業様の人事が行う仕事を依頼幅によっては広範囲で経験できます
・自身の人材業界での営業経験や人事部経験を直接活かすことが出来ます
・採用コンサルを踏むことで事業会社の人事部などへ人事としてのキャリアステップが踏めるようになります
・採用に関わるスペシャリストになれます
〈懸念〉
・採用に関するスペシャリストなので未経験の方にはスキルギャップが激しい仕事でしょう(人材に関わる何かしらの業務経験がある人がいく、ここまでの3つより一段上の領域かと)
・業務範囲が広くなることが多いため業務内容は広く多いです
〈どんな人が合うか〉
・今人材紹介、求人広告領域にいるけど人材業界のなかで自身をスケールアップさせたい方
・将来事業会社の人事に行きたい方
・人材業界の経験を活かして独立を目指す方
・企業様の根っこの課題からまるごと自身で解決に導きたいと思ってる方

【③人材業界の特徴・魅力・しんどいところ】
〈特徴〉
・20代の若い社員が多い印象
・カルチャーとしてはウェットでチーム感がある
・土日祝休み
・年間休日多い
・求人出勤少ない(ほぼない)
・女性が多く活躍している
〈魅力〉
・実力主義で若くから役職を狙える
・人の大事な意思決定に直接介在できる手触り感(人材紹介)
・IT業界への足がかりになる&toBセールスの登竜門として最高(求人広告)
〈しんどいところ〉
・若い社員が多いので成熟した考えの方などカルチャーのギャップに苦しむことも
・年間休日が多い=稼働日数が少ないので残業時間が長くなりがち
・以外とフィジカル仕事(求人広告・人材派遣)

とざっと私の主観100で書いてみました。
人材業界といってもこれだけ違いがあり、同じ業界内でも領域によって合う人合わない人がいます。
(あえて伝わりやすいようにストレートに表現しました、棘のあるように感じた方にはここで謝っておきます。すみません。)

なので今人材業界でなにかしらを迷っている人にはこれを参考にしてほしいです。

私は人材業界以外の経験も人材業界内での異なるビジネスモデルも経験して今に至ります。
(結局私は“介在価値を感じたい”“手に職つけて独立したい”との思いで人材紹介を選んでいます)

人によって、やりたいこと/できること/今行くべき領域も異なることでしょうから
もし今“人材業界”という大きな括りでしか見れておらず、よりフィットした領域を探している方がいれば私から何かしらを伝えられると思ってます。
有難いことにこの記事を発信する前から人材業界内の方、人材業界志望の方からの相談は多いため力にはなれると思ってます。

そんな方は以下サイトはリンクドインからメッセージをください。

木村 友哉 | TechStars Agent
https://www.linkedin.com/in/%E5%8F%8B%E5%93%89-%E6%9C%A8%E6%9D%91-a40abb307?utm_source=share&utm_campaign=share_via&utm_content=profile&utm_medium=ios_app

では、本日は以上です。

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