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黄昏鰤

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ツイッターで書いてた『黄昏町の怪物』派生小説
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2018年4月の記事一覧

黄昏鰤 はじめに

 「黄昏町の怪物」という、診断メーカーを使ったゲームがある。診断メーカーで出た日替わりの…

『獣耳、角、火玉、棘、毒』

黄昏鰤 第16話

28日目 「食事!おいしいおにく」 新品の服を纏い、少し気分良く町を歩く。これなら見られて…

黄昏鰤 第15話

27日目 「最恐!ありがとう、可哀想仮面」 代わりの服を探すために、近くの空き家をいくつか…

『獣耳、角、火玉、棘、凍息』

黄昏鰤 第14話

23日目 「三度目!鉄柵門はもういやです」 目の前が赤い。赤い中に人影が映る。頭の形がいび…

黄昏鰤 第13話

20日目 「惰性!なんか出てきたから斃しました」 暗い気持ちがこびりついたまま、足元だけを見て細い路地を進んでいた。と、真正面から轟音がしてさすがに顔を上げる。赤い毛皮のかたまりが、ブロック塀を押し崩して倒れていた。乗用車ほどの大きさのそいつは、前足を突っ張りなんとか立ち上がった。毛の間から牙がのぞく。  赤毛。こいつを斃せば憂さは晴れるだろうか。ちらりと考えてしまって、無性に悲しくなった。ただの怪物だ。  しかし、そいつのほうからおれに向かってきたので、突進を横に躱して、空

黄昏鰤 第12話

19日目 「鏖殺!ハッピーバースデー、黄昏マン」 胸の前、半端に上げた左手から、するりと何…

黄昏鰤 第11話

16日目 「不貞寝!第5の異形と差し入れ再び」「ッわあ」  びくん、と体が跳ねて目を覚まし…

『獣耳、角、火玉、棘、石肌』

黄昏鰤 第10話

14日目 「GET!第4の異形とようやく意味のある家」 頭の中の叫び声がふと止んだ。深く深く考…

黄昏鰤 第9話

13日目 「暗黒病院!即死で逆に安心した」 何かの金切り声が遠く聞こえて目が覚めた。  仰…

『獣耳、角、火玉、棘』

黄昏鰤 第8話

12日目 「残虐!第3の異形と囲んで棒で叩く住人」 流れる水の音で目が覚めた。前にもこんなことがあったな。おれは川べりに転がっていて、腿から下は水に浸かっていて、木材の塊に上半身を預けている。今度の木材は、机ではなくて箪笥の成れの果てらしい。それに掴まって、川から這いずり出た。ズボンがびしょびしょだ。  焼き殺されたときの炎が目に焼き付いて離れない。うう、と呻きながら右目をむちゃくちゃにこすった。右目が無い。 「ンン?」  よくさわって確かめると、右目があったところにはぽ