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占いという名の自己分析が好き

最近、ホロスコープにハマっています。
母子手帳から出生時間(10分単位)が分かったので、かなり正確に自分のホロスコープが出せるようになりました。
自分なりにいろいろ解釈しながら楽しんでます。

占いやスピ系との距離感

非科学的な「目に見えない世界」の話は、半分信じて半分信じてません。
あの世や生まれ変わりはあると信じている(信じたい)。
幽霊とかは見えないけど、そういう目に見えない存在もあるとは思う(思いたい)。
ただ、特定の宗教や思想にハマることはなくて、日本神話やギリシャ神話みたいな(詳しいことは分からないので概念ですが)ゆるくて人間的な神様がたくさんいる世界観が好きです。

占いの結果は、自分の中で納得できるかが一番大事です。
凄腕の占い師だったとしても、他人から言われたことが微妙にずれていると感じた瞬間「占いだから」と割り切ってしまいます。
申し訳ないですが、「今出会ったばかりのあなたに何が分かる?」と思ってしまうのです。

誕生日などを使って人を何パターンかに分ける系の占いは、楽しく見るけど本気で信じてはいません。なんならすぐ忘れる。
誕生日12パターンだけで人の性格が決まるわけないと思っているし、血液型4パターンで人をカテゴリ分けするのはおかしいとさえ思っています。

自分が納得いく占い結果や、概念だけ信じる。
都合が良すぎるかもしれないけれど、それが今の私の「目に見えない世界」との付き合い方です。

自分なりのホロスコープの楽しみ方

ホロスコープは複雑で、他の人と同じ結果になることはほぼありません。
さらにそこからいろんな解釈を広げることができるので面白いです。

ここから、私はこんなふうにホロスコープを楽しんでます、というのを紹介します。
少しかじっただけの素人の考えなので、ところどころ違和感があるかもしれませんが、大目に見ていただけると幸いです。

天体のキャラでインサイド・ヘッド

ホロスコープの主要な登場人物は、太陽系にある10種類の天体です。
誰もがホロスコープ上に10の天体を持ってい、それぞれ基本の役割やキャラクターが設定されています。
それぞれの天体は12星座(牡羊座、牡牛座…といったやつです)のどこか一つに属していて、その星座の性質も天体のキャラに反映されます。
そのため、「天体×星座」の組み合わせ次第で、天体のキャラは人によって少しずつ違ってきます。

おなじみの12星座占いは太陽のキャラクターだけを取り出しているものです。
さらに、天体ごとに本領発揮する場があったり(ハウス)、
天体同士の関係性を表す相関図みたいなもの(アスペクト)
があったりするけど、ここでは省略します。

まず、私の中の天体10人はどんなキャラなんだろう?というのを、本や占星術のサイトを見ながら掘り下げていきます。
深堀りしていくと、だんだん自分の中で天体ごとのキャラが立ってきて、脳内でキャラが動き始めます。

私の例でわかりやすいものを挙げると、
・水星は有能な秘書キャラ。
 サラサラストレートにタイトスカートのお姉さん
・土星は厳しいマナー講師キャラ。
 アルプスの少女ハイジに出てくるロッテンマイヤーさんのイメージ
・冥王星はヤンデレちゃん。
 ぱっつん前髪×ゴスロリのいでたち
といった感じです。

そんなキャラたちの行動や気持ちを、過去や現在に当てはめてみます。
本当にこじつけでしかないんだけど、自分が納得できるならそれでいいんです。

キャラが動いてくると、
「あのときはAがやりたくてうずうずしてたけど、Bがブレーキをかけてたな」
「今はCがちょっと肩身の狭い思いをしているかも」
といったことが分かってきます。

そうやって振り返ってみながら「この子はどうしたら喜ぶかな」「あの子が納得するにはどうしたらいいかな」なんてことを脳内会議してみます。
自分が心地よくいられるにはどうすればよいか、自分自身の要素をキャラ化することで客観的に考えることができます。

脳内会議はさながらインサイド・ヘッドで楽しい。
こういう妄想がはかどる人にはぜひ試してほしいです。

話が逸れてしまうのだけど、こういうインサイド・ヘッド的な遊びは、10代の頃に妹と二人で毎日のようにやっていました。
自分たちで考えたキャラを脳内で動かして、二人で喋りながら妄想ストーリーを展開させていくのがとても楽しかった。
(大体ギャグでした。今もシリアスよりギャグ系の話が好き)

大人になった今でも、当時遊んでいたキャラの話題になると、妄想ストーリーの泉が無限に湧いてきます。
何の責任を負う必要もなく、友達感覚で遊んでいた姉妹に戻るかけがえのないひとときです。

隠れた願望を見つけ出す

それぞれの星や星座には、そこから導き出せるキーワードがあります。
その中からピンとくるものを書き出してみたり、よく似た言葉や多い言葉を探してみたりして分析。
そうすると、普段の自分であれば制限をかけてしまうような、隠れた願望が現れてきます。

気になるキーワードを書き出していくと、複数の星座に同じキーワードが載っていることに気づきます。
(占星術に詳しい人からしたら、同じキーワードでも、星座が違えばその言葉が持つニュアンスは違う、と補足したくなるところかもしれないけれど。)
自分が様々な天体や星座の要素から拾い集めたくなるキーワードって、本心からやりたいこと・なりたい姿と結びついていると思うのです。

私にとっての隠れた願望はアートやファッションです。
確かに好きだけど、たまに楽しむ趣味の範囲を超えて追いかけるのは現実的じゃなくない?と思っていたこと。
学校の成績が良かった方なので、中学の担任の先生から「まさか芸術の道には進まないよね?」みたいなことを三者面談で言われ、あっさり諦めた道でした。

ホロスコープは、自分が生まれた瞬間の天体の位置を示した図です。
生まれた瞬間に決まったもので、自分はもちろん、人間の力では変えることはできません。
ホロスコープの計算材料である誕生日/時間/場所を人の手でコントロールすることもある現代だけど、それも込みで「生まれた瞬間の天体の位置」って偶然の産物で、運命的なものなのかなと思ったりします。

自分はそういう星のもとに生まれたのだと考えると、自分や世間の思い込みに縛られず、行きたい方向を素直に認めていいのかもという気持ちになります。
自分自身で導き出した発想が間違っていないと、自己を超越したものからお墨付きをもらえるような気分です。

なんだか怪しげな感じになってしまいました(笑)
占いそのものが現代の「常識」とは少し違った視点から見るものであるだけに、現代の当たり前から離れた自由な発想をくれる気がします。

そうやって導き出したやりたいこと・なりたい姿に向けてどのようなアプローチを取っていくかも、天体と星座が持つキャラやキーワードから探ることができます。
なりたい姿をかなえるために、持っている天体の個性をどう活かすのか、ということです。

さっき挙げたアートやファッションだって、創作する方で食べていくのはかなりの才能や運が必要なはず。
自分より絵がうまい人、センスがある人、その道で既にキャリアを積んでいる人は山のようにいる。
それでも、自分が持つ能力を組み合わせ、違ったアプローチの方法を考えれば好きな分野で自分の力を発揮することもできるはず。

「変えることのできない天体の位置」で選択肢がある程度絞られた状態から、自分流の解釈を加えていく。
そうすれば、隠れていた願望を叶えるための納得できる方法を見つけていけると思っています。
このあたりはまだぼんやりとしたイメージしかないので、これから考えを深めていきたいです。

ホロスコープは自己分析ツール

ホロスコープを読み解くのはとっても楽しい!
けど、今のところ他人のホロスコープを読みたいとは思いません。
仮に分析したとしても、結局私流の解釈になってしまいます。
相手が心から納得できることは言えないと思うのです。

もしも同時に同じ場所で生まれた人=同じホロスコープを持って生まれた人がいたとして。
その人自身でホロスコープを分析してみたら、同じホロスコープであっても導き出されるメッセージは違うものになると思います。

ファッションで例えるなら、イメコンで自分に似合うファッションが分かっても、自分の好きやなりたいを掘り下げてはじめて、心から良いと思えるファッションができるようになるのと同じ感じかなと。
ホロスコープは西洋占星術という切り口からの「自分のスペック表」であり、それをどう解釈して活用するかはその人次第なんだろうな。

自分の性格パターンを読み解くなら、もっと科学的・統計的な視点に沿った性格診断もたくさん出ています。
自己分析大好き人間なので、性格診断も好きです。
ただ、ホロスコープを分析してみて思ったのは、性格診断は「過去と現在」を中心に見るのに対して、占いは「未来」も見えるものなんだということでした。
未来が見えるとは、当たるかどうかわからない予言をするという意味ではなく、未来に対する自分自身の願望をあぶり出してくれるという意味です。

「占いは信じない」というのは簡単だけど、0⇔100で考えるのはもったいないと個人的には思います。
ホロスコープというスペック表は、ちょっと違った視点から気付きをくれる自己分析ツールです。

なりたい姿をさらに深めて、自分の持つ要素を生かし切るために。
私はこれからもホロスコープを活用していきたいです。
あと、四柱推命も読み解いてみたい!
占いの世界は広く深そうです…。

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