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エクバあれこれ・「数」と「考」

気づけば3記事目、ちょっと文章化が楽しくなってきました。どうもオム吉です。

今回は、「数やれ」と「考えろ」。よく言われがちな2つについて書いていきます。自分の経験談の比重が大きくなるので、敢えて自分語りから。

自己紹介編でも軽く話しましたが、エクバシリーズはマキオンから本格的に始めました。戦歴としては大体本カだけで以下の感じで、サブカ、家庭版なども含めると大体シリーズ累計対戦数はようやく2万戦を超えた頃でしょうか。

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マキオン最終戦績。まだ3号機等25の戦績が多めで、初心者だったこともあり貸し切りでの店内戦績が多い。正直いま教えてる人たちより絶対弱かったと思う。

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エクバ2最終戦績。稼働初期こそガブスレイ等も使ったが、結局30、特にトールギス使いとして一本化した。オンライン固定の回数が明らかに増え、技量も伸びた作品なので思い出は尽きない。明らかに養分戦績なのは秘密だ。

これ、いつも思うんですけど明らかに上手い人達と比べると戦数少ないですよね。しかも大学生の頃に始めたゲームだったこともあり、特に当時はお金と時間のリソース配分で苦労していました。自分は全てのリソースをガンダムに割くのは無理で、かつ向上心も考えた上で割ける時間と戦数は、相対的に他のプレイヤーと比べて明らかに少なかった。ですから、「考えてプレイすることで数をカバーする」という目標を立てました。

少しでも近道をするために、王道編成でかつキャラパワーが高い機体群から自分に合った機体を使うことにもしました。こうしてDXと3号機、そしてトールギスという機体変遷を経つつ、基礎からやって考え抜いた上での王道試合展開を意識してプレイしていくことになったわけです。

幸い周りには上手い方もたくさんいる環境で、常に上手い人を後ろに置いたり教えて貰いながら、日々プレイ数を重ねていきました。昨今のYouTubeの流行りもあり、強い機体ほど動画も沢山あります。色々なことを見たり聞いたりして学んでいくことが出来ました。

さてこうしていくうちに、エクバ2で固定A帯まで上がった2019年秋頃。ある悩みに直面します。それは「考えているし正解はわかるけど、それを上手く出来ない」という悩み。その頃はもう30としてなんとなく試合展開も予測出来て、ゲームメイクなんかも考えられ始めていた頃でしたが、どうしても常に考えていることが安定してプレイに再現出来ない。自分のプレイに考えを反映できないまま、それが焦りになり負けてしまうという展開がとても多くなりました。

しかもこの期間、めちゃくちゃに長かったんですね。正直自分の考え方って、そんなに間違えていなかったとは思うし、上手い人の試合を見ている時なども試合展開等は上手く追う自信がありました。でも、その考え方が全然試合に活かせない。自分の手元や画面と、脳内が著しく乖離していてとても悩みました。今までやってきた中で、自分としては一番辛い期間だったと思います。実際固定でA帯→AA帯に上がる、つまり銀プレになるには、結局翌年の夏まで掛かりました(その間コロナもありましたが、それでも上がるまでの期間が長すぎる)。また戦績見てもらうと分かるのですが、固定が上手くなりたいという一心だったので、シャッフルなども全然プレイしていなかったですしね。

…もうお分かりですね。そうです。当時の自分には、「数」が圧倒的に足りていませんでした。要するに頭でっかちになっていて、「身体で覚える」ということが出来ていなかった。何をするにしても一旦頭を通すという状態ゆえ、頭のリソースのキャパオーバーだったというわけですね。

特にエクバ2の環境がイカれていたのも大きかったと思います。ちょうどA帯で停滞していた頃は2019年秋で、PDF直後くらいの時期でした。その頃何がいたかと言えば、まだお仕置き前のHi-νに目玉解禁機体のヤークトアルケー。TVゼロもバレ始めくらいで「大概だけどまだマシじゃね?」みたいな風潮ありました。当然Ξやユニコーン、Ex-Sあたりなんて「一歩劣るよね、何とかしようぜ」くらいの位置。更に低コストに至っては、ライトニングとΖに天ミナ百式、エクセリア。20でも黒キュベの強化とフォビの強メインがバンバン飛びながら、良キャラぶったナラティブがビーム乱射しながらすっ飛んでくるみたいなトンデモ環境でした。僕がここ(ゲーセン)から出たいくらいだわ。

まぁこんな環境下で、いちいち全部を考えながらプレイしていたんでは当然破壊されるわけです。とりあえず身体で反応するとか、ほぼ無意識下でも行動を行えるくらいに馴染ませるとか、そういう要素が増えない限り勝ちに繋がらない状態だったと思います。それに準じたことを指摘されてからとりあえず色々基礎練習をやってみて、ようやく解消出来、今になって言語化出来るようになってきた。そんな状態でした。

じゃあそれを改善出来たのは何か。やはり数なんですね。ただ、漠然と数をやったのでは効率は悪い。そこで当時の自分は、色々と項目や課題を分けつつ練習をしてみました。

まずトレモをする。これは何をしたかと言うと、ステBDやトールギスのSBメイン、普通のズンダなどから始めました。あれだけ稼働中言われていたステBDなどすら考えて出してましたから、どうしてもミスする場面も多かった。そんなこんなで、もはや忘れ去られたゲーム、ガンダムVS(当時はマキオンも無かったしフルブではステBDが出ないため)を持ち出してまでステBDだけひたすらやり続けるような練習からしてみました。

ちなみに、VSをやるときはずっと「鋼鉄の7人」を流しながらやるといいぞ。これで君もしろあか先生だ。

トレモは固定がやれなかったバイト後などを中心にやっていました。当時のバイト先に今でも仲のいい奴がいたので、そいつを横に置きながらここの入力がどうたらこうたら、と言いながら、トールギス特有のズンダから練習をしていました。そして最終的にはトールギスのメイン横cs格cs出る前メインのコマテク(伝われ)が安定して出来るようになるまで、気づいたら日課のようなものとしてほぼ毎日やっていた記憶があります。

その後はとにかく固定&固定。幸い周りの方がめちゃくちゃ自分のことを応援してくれて相方までやってくれるような環境でしたし、AA帯で少しずつ数やって慣れていくのも楽しかったので、これも仕事終わりにほぼ毎日やるようになりました。ですがただ何となく数をやるだけではなくて、毎日目標を設定して戦数を重ねていきました。

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毎日立てていた目標。この頃から文章化には興味がありました。

こうしてあの上手い人達とずっと対戦出来た時期に考えながら戦数を重ねたことで、今では確実に昔よりも出来ることの幅が広がりました。昔よりも試合中に余裕を持って考えられる範囲も広がったことで、ゲームメイクや声掛けも上達したと思っています。

ただ自分にはずっと述べてきた弱点として、やはりどこかで頭でっかちになりがちなところがあると思っています。向上心が逆に裏目に出てしまって、自分が考えずに出来る範疇以上のことを考えてしまいがちです。要は、考えてようやく今のところにいるのに、それ以上に考えることを増やした結果キャパオーバーする、というパターンです。そうなることを危惧したのもあり、Twitterに毎日目標を設定するのはやめました。そちらだけアップデートしがちで、自分の腕と目標の乖離が大きくなりすぎてしまうためですね。

…長くなってしまいましたね。話をまとめると、「数」だけでも「考」だけでもダメ。両方バランスよくやった上で、やっと効率よく上達していけるんだということでした。スポーツなんかと一緒ですよね。試合を見てるだけでは、実際に動きを出来はしない。スラムダンクを読んだからといって、ダブルクラッチダンクは出来ないわけです。

というわけで、今回は「数」と「考」のオム吉的備忘録でした。オタク特有の自分語りをめちゃくちゃしてしまった。自分の文章を読み直すと、本当に早口で言ってそうで頭を抱えてしまいましたね。

次回は、今回の話の延長で行こうと思っています。鍛えるのが大事なのは分かったけど、心がついてこないって方もいると思うんですよね。自分はそういうところでも悩むことが多かったので、数をこなす上でのメンタルコントロールについて話してみようと思います。僕の文章が少しでも皆さんの力になったり、心に残ってもらえれば幸いです。

それでは。


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