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エクバあれこれ・「待ち」の概念

初回の記事が思ったより読んでもらえていてちょっと嬉しい。どうもクロブでもすっかりトールギス使いなオム吉です。

今回はタイトルの通り「待ち」について書いていこうと思います。これはずっと自分にとって大きな課題であって、特に30をやる上でとても重要な要素だとも同時に思いました。そんなトピックに対して、最近少しずつ見えてきたことがあるのでそれを記していきます。

「待ち」と平たく言っても、なんのことだよ?となると思うので、まず某超有名コテの配信で出ていた、こんな言葉を紹介します。

「待つっていうのは引くとは違って、攻めたり取るつもりはあるんだけど、ガン攻めというわけではない。引くだけなら極論誰でも出来るけど、待ちはそうじゃなくて、相手のミスとかを取れる絶妙な位置で圧を掛けること。こういう感じで『待ち』っていうのをしていきたいしするべきだよね」

僕が「待ち」の概念を知ったのはこの瞬間でした。大体ガン攻めか守り・引きの2つに分けられると思っていた僕にとっては革命と言ってもいいくらいの衝撃だったことを、今でも覚えています。結局、王道編成の30(この配信では、ずっとエクバ2のトールギスⅢを使ってました)は特に、こういう待ちをしたりし続けるのが大切なんだなぁ、ということを知れました。

ただこの「待ち」というの、これがとても難しい。「取るつもりで」、相手の決定的なミスの瞬間をずっと待たなくてはいけません。ですから、ちょっとでも「取れそう!」という誘惑に負けて弾を乱射し過ぎたりして取られないのは当然として、その間に自分が被弾してしまっては、もはや今まで待ってきた努力(要はブーストの使い合い)は全てパーになってしまうわけです。自分がダウンしたらもちろん、相手の着地の余裕を与えてしまうことになりますからね。更にこのゲームは2on2なわけですから、見合っている相手だけでなく低コストの弾も適宜避けていく必要があるわけで、視野が狭すぎてもいけません。これを全部実行していくのが、難しいというわけですね。

そんなこんなで、僕はエクバ2でまだ銅プレだったあの頃、必死でトールギスを使いながら「待ち」の感覚を少しでも練習していくことになったわけです。もちろん、最初は待ちどころか基本的なステBDもロクに踏めていないせいで、組んでる人から「減りすぎ」「とにかくまずは減らないこと考えてほしい」と言われまくっていました(何なら今でもめちゃくちゃ言われます。ほんとその節は申し訳ない)。ただこうしてやっていくうちに徐々に武装や要注意キャラなどに慣れていった結果、得意なキャラや対面などではなんとなくこの「待ち」の感覚も養えてきました。

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ちょうど銀プレに上がった頃。まだまだようやく「待ち」への慣れ始めくらいでも嬉しかった記憶

さて、こんな形で少しずつ理解してきた「待ち」の概念。それはあるキャラ、対面で急に苦手意識へと繋がっていきます。それが、前回も軽くお話したνガンやΞ、更に当時で言えばユニコーン、Ex-Sなど引き撃ちを得意とするキャラたちと対戦する時に感じてしまう苦手意識です。

あの手のキャラたちは落下手段や強力な弾を多く持つため、それが非常に苦手でどこかでいつか被弾をしてしまっていました。また自分はお互い攻めるような展開では結構待ちを掴み始めていたのですが、引きゲーキャラたちを相手にしているとそうもいきません。特にΞやユニコーンなどは、時限強化の概念があるぶんどうしても生時に攻め急ごうとして、結果被弾してリセット、を繰り返してほぼノーダメで時限強化を回される、なんてこともしょっちゅう起こっていました。

ではこんなキャラたちにどうするのかと言うと、やっぱり答えは上手い人達のアドバイスに隠されていたんですね。「被弾をしない」。結局はこれに尽きると、最近感じてきました。

…おいおい、被弾をしないで立ち回り続けるということは、一見すると試合が動かないとか、30の責務を果たしていないじゃないか。何なら相手は時限強化もあるし、無理してでも攻めを通さないといけないんじゃないか?と感じてしまいがちな方もいるのではないでしょうか。事実自分もずっとそう思っていましたし、失敗するときは特に過剰にその意識を持ってしまいがちでした。ですが相手の立場になってみると、弾を避け続けられるというのも結構ストレスと言うか、やはり相手も30ということがあって、試合が動かないことに対して焦れ始めたりするんですよね。

こうすると何が起こるかと言うと、相手もリズムを変えたり攻めたり、少し強気な行動をし始めてきます。例えば少し近めの距離で武装を撃ってみたり、旋回に対して強い強銃口のゲロビを置いてみたり。でもそういった武装を使うタイミングこそが、こちら側からしてみれば大きなチャンスであり、かつ相手を取っていけるようなまさしく明確な隙となるわけです。このような瞬間を「待つ」のが、まさしく30の役割なのだなぁと最近実感しつつ、実践にも移せるようになってきました。

もう一方の出方としては、本当にリズムを変えずにただただ下がり続けるタイプの対面。そういう場合は、横の低コストに必ず負担と無理が生じるため、そこに付け込み低コストを前線へ炙り出すようにしてみました。流石に無理をして逃げ続けた結果遅れてしまった低コストを取るのは、30ならば楽勝ですし、逃げ続ける30を追うよりもよっぽど試合が動きますから。

ですがこれらは先程述べたように、こういう有利な状況を作るまでに弾を避け続けるというのはマストですし、そういう時間を作れないと、相手も「あいつは弾を適当に送っているだけで被弾してくれるカモだから、これを続けよう」となってしまうわけですね。でも逆にひたすら避け続けると、相手としては「どうしよう、少し強気な行動して追い返してみよう」とか「仕方ないから低コストを囮にしてでも逃げよう」という選択肢が現れてくるわけです。こういう選択肢を取らせるために、引きゲーしてこちら側が攻めなければいけない対面でも、「絶対に被弾しないように」を最優先に、かつ焦らず「待つ」。これが、自分に足りなかった要素の1つだった、というわけです。

もちろん、実際の試合ではこれが言う通り簡単に出来るわけではありませんが、焦ってとりあえずガッと攻めてしまって、結果追い返され続けて負けてしまうよりはずっとマシです。また、「待ち」をし続けた結果タイムアップ間近になってしまっても、ある意味仕方ないと言えます(そこまでの状況になってもなお逃げ続ける対面の責任もありますし)。重要なのは、「待ち」以前の被弾で負けてしまうという試合。これを確実に減らしていくことこそが、自分の成長にも繋がるなぁと強く感じていますし、これからも「待ち」を続けられる試合を更に増やしていきたいと思いました。

というわけで、今回は「待ち」に関するオム吉的備忘録でした。結局は「被弾しないこと」へ最終的に帰結するの、アニメの最終回のサブタイとかで1話のセリフ回収するタイミングくらい熱いよね。いや、すみません。ほんと、避ける気はちゃんとあるんだけど出来ないんです。教えてくださってる方々ほんまにごめんなさい。

次回はまたしても未定ですが、幾つか話題は思いついてきたのでまた気分で文章化していきます。僕の文章が少しでも皆さんの力になったり、心に残ってもらえれば幸いです。

それでは。




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