見出し画像

『ミラーチューン』の考察に関する予備知識

まず、考察に入る前にミラーチューンに関する予備知識を。2022年6月4日のずとまよ4周年を記念してYouTube LIVEが配信されたんですが、その中でミラーチューンの弾き語りをしてましたよね。そのとき「繋ぐぜ笑っとく」の歌詞についてACAねさんは「基本的に、いろいろ合わせられないんですけど場を繋がないといけない場面があるじゃないですか。最近はなんかどんな感情でも笑っちゃって、で、私が笑って繋いどくんで安心してください、みたいな繋ぎの笑いです」って説明してたんです。その前に「インディーズでいたいというか、インディーズ魂というか、ニラ路上ニラ路上の精神、初心魂がある」ということも話していたのを覚えていますか?

あともう1つ確認しておきたいことは、ミラーチューンが公開された日と、曲名にまつわる話、そしてACAねさんは椎名林檎さんのファンであるということです。知っている人もいると思いますが、ACAねさんは椎名林檎さんのファンで、丸の内サディスティックで使われるコード進行、通称丸サ進行をよく使いますし(コードとか音楽的なことは詳しい人に聞いて下さい)、これまでのライブでは林檎さんのことをリスペクトしていると思われる演出をいくつかしているんですよね。例えば、オンライン配信されたNIWA TO NIRAでは冒頭でバーベキューの野菜を切っていました。あれは林檎さんがライブで梨か野菜を切っていたもののオマージュっぽいんですよ。あと、ライブでの演出も林檎さんに寄せてるところが見られます。林檎さんがボーカルを務める東京事変のライブで、林檎さんはマイクの代わりに拡声器を使って歌ったことあるんです。ACAねさんは初期のライブで懐中電灯をつけながら歌ったことがあるみたいです。なんか似てませんか?

あと、ACAねさんはぬゆりさんと一緒に林檎さんのライブに行っていた(2018年11月24日)から、どれだけ好きなのかよくわかると思います。

しかも、このライブの会場はなんとさいたまスーパーアリーナ……
あと東京事変のキラーチューンって曲を知っていますか?ミラーチューンと名前が酷似しているだけじゃなくて、キラーチューンのMVの撮影場所はさいたまスーパーアリーナがあるさいたま新都心なんですよ。

ミラーチューンが公開されたのは2022年4月7日で「鷹は飢えても踊り忘れず」の直前だったんですが、初披露の場所がさいたまスーパーアリーナでした。憧れのアーティストである椎名林檎さんへのリスペクトを込めた歌であって、約3年半前に観客として訪れた場所でライブを開催した訳なんですが、これはACAねさんの大いなる野望の一つだったんじゃないでしょうか?

これだけの思いを込めた曲とライブ、ずっと前から構想を練りに練っていたと思うんですが、これは過言ではないと思います。その理由はACAねさんのこのツイートを見るとわかるはず。

強ばくのメモリ解放って書いてますよね。これまで構想を練って溜めてきたエネルギーを一気に解放する瞬間のことを指していたと思うんですよ。ライブのテーマとACAねさんのフィーリングって少なからずリンクしてると思いますね。

実はMVの中にも林檎さんリスペクトなカットがいくつかあるので、よく観察してみるのもおもしろいです。これは憧れをただの憧れで終わらせるのではなく、それを超えていく!っていうACAねさんの強い意思が感じられる曲だと思います!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?