良かれと思って

「良かれと思って」

いらんいらんいらん

しんどいしんどいしんどい

 

『私のルーティンを壊さんといて』

言った

「それは無理ちゃう?」

は?伝わってない・・・

「良かれと思ってやってるのに、」

それが要らんねん

「あんた、時々“うっ”てなるようなこと言うよな」

『“うっ”てなるようなことされてるから』

「時計だって、ゴミと一緒やって言うたもんな」

数年前、家に帰ると私の部屋に知らん壁掛け時計がついていた。
もちろん母親が。
気づいた瞬間、“うっ”ときた。“う〜〜っ”て。
気持ち悪い気持ち悪い。
吐き気と苛立ちと悲しさで泣いた。
異物としか思えなかった。
なんとか取り外したい。
言葉を選んで伝えたが、根に持ってたんや…。
ちなみにゴミとは言うてないけど。 
その後、わざわざ母親連れて新しいの買いに行ったのにな。

傷つけたいわけじゃなくて、ほっといてほしいねん。
あんたのモノじゃなく、ヒトリの人間として見てくれへんかなぁ。
なんやろ、自分の世話がないと生きていけないと思いたいのかなぁ。
承認欲求?
それでもいいけど、巻きこまんといて。



 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?