主原料:水

たかだか数十円多く出せばで手に入るプレミアムな何かを大事にして生きていくのかなぁと道路に転がってるビールの空き缶に書かれたPREMIUMの文字を見て思った。

ここ最近の私は調子が悪かった。
心の中に常に感情が詰め込まれていて、溢れんばかり。焦りや不安、恐怖が涙腺のあたりをぐるぐると周る。医者からもらった薬を少し多めに飲む。
いつも強気な担当医が「まぁ今は調子がアレだから…」と言って、薬の容量が増えた。

辛い時に思い出すこと。
世界で起きているすべての事象はつながりのない単一の事象として独立している。辛いことが繋がって起きているように感じる時には、サイコロの出た目がゾロ目の8が連なってるようなものだと思うことにする。幸か不幸かみたいなのは感じなくていい。
出た目をじっと見つめるだけだ。

薬を飲むと、こういうことを考えなくなる。
辛くないというのは嘘で、こういうことが辛いと思う自分がいるのだ、ということだけ覚えておく。無痛の辛さが重なっていくようなイメージで、夜になるのがだんだん怖くなる。それまでは自分が何でどのくらい傷ついているのか分からず、気がついたらボロボロで動けない。みたいな状態になってることもある。

とにかく私にできるのは酒を飲まない、運動する、よく眠るくらいのことだけで、やっぱりおまじないの様に助けてくれ〜という気持ちで酒を飲むと後からグルグル目が回ってどん底まで足を踏み外してしまうのであった。



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