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私は、◯◯◯のヴァイオリニストで在りたい 13 ~ 自分にしかない価値を売る2

チケットの価格を決めるときに、どう考えるか。


前回は最後に

・自身の有してる価値、独自性は何かを考る

・人に自身の価値を売る


この二点を乗り越えられれば、「その人しか持ち得ない価値」「魅力」への成長に繋がっていくことになるだろう、と書いておりました。。


今日はチケットの価格決めの続きから。


(基本的にチケット価格を決めるこれらの話は「自主公演をする」視点に書いてます。)




チケットの値段=自分の実力の値段、と音楽家としては初めの頃は思いがちになるでしょう。


客観的に妥当な価格を決めるためにも、必要な目線。

そして、「自身の価値を売る」といった話と、同じくらいに重要な事。



それは、赤字公演にしない事。



本業で稼いでる仕事があって、趣味で音楽やってる人が演奏会をして赤字になる、というのはまだいいのかもしれませんが


「本業を音楽にしている人」であるなら、ここはなおさら重要なポイントでしょう。



人様から対価をいただくその基準を決めるにはどうすればよいか。


それは、その公演を終えてからも、すぐに次の活動に動き出せるかどうか、ちゃんと次に繋げられるかどうか、だと私は考えます。



例え、活動を広げたいと思っても、どんな演奏会であれど、やはり最低限の資金が要ります。



会場を借りるためや、宣伝用のチラシ・チケット製作に印刷費、宣伝活動のための交通費、当日受付をお願いするなどの諸々の費用など、完全に0からスタートというのは不可能なわけです。


ここで、もし安すぎるチケットの価格設定にして、そして集客がうまくいかなかったら


そんなことがおこれば、赤字へとまっしぐら。


そして、それが繰り返されて行くうちに、企画している人、音楽家自身が疲弊して行く。



これはとても残念な状況と言わざるを得ません。


私が考えるに


やはり、次に繋げられる公演を目指すことが重要だと思うんですね。そのためにも、闇雲に公演をするだけでも、お客様を集めらることには繋がりません。


まずは自分という音楽家の存在を認識していただくこと、そのためにも「ただ音楽をやっている人」ではなく、その人にしかない魅力を伝えられるようになることが重要と思います。その辺りのことは、以前のブログに書いておりましたので、もしまだご覧になられていないのであれば以下からどうぞ!

知名度が日本において、現状まだそこまで高くないうちに、次に繋げられる活動をするためにも、以下の点に日頃注意を払うといいと私は考えています。

即効性はないかもしれませんが、必ずあとあと集客をしやすくなる、繋げられるようになると思います。

ちなみに、下記のことは日々練習を続けながら、の前提で書いてますのでご安心ください。笑



・オフラインでもオンラインでも多種多様な職業の方がいるところへ飛び込む勇気を持ち、常に新しい人との出会いを探る【新規の音楽ファン開拓】

・その演奏家自身ならではの特徴、独自性、自分のテーマを明確に説明できるよう、いつでもイメージを考え続ける【個性を磨く】

・ツイッター、アメブロ、インスタ、フェイスブックなどSNSを通して日々活動をしているということ、メディアに露出し続けるよう発信を継続する【自己の演出】


1つ目は時と場合によってはお金が必要になる可能性もあるかもしれませんが、2つ目は個人としての話ですし、3つ目はパソコンやスマホとネット環境があれば発信可能になりますので、日々継続できることと思います。


そうしてまず「自分という音楽家が存在していること」、この活動を演奏会開催と関係なく行い続けることが重要でしょう。


このようにして活動を続けていれば、いざ演奏会をするぞ!という時に、お客様にも満を持していということで訴えかけやすくなりますし、その機会がやってくるまでに日々活動をしているということを見せ続けていれば、そうして頑張っている姿を応援したい、生の演奏を聴きたい!と必ず振り向いてくれるお客はいます。


私のこれまでの演奏活動、そして2014年に開催したデビューリサイタルの時も、まさにそうでしたので、自分の実体験を基にして書いていますから、そこで信用していただければ嬉しいなと思います^^



さて、デビューリサイタルの話が出たところで、それを終えた時に私が感じたことを記しておきたいと思います。


それは、大きな演奏を年に一度のペースより、小さな演奏を月1ペースで行うほうが広がるな〜、と思ったこと。


大きな公演(300人規模程度の話ですが)を、年に一度、マネジメントにも入っていただき、宣伝活動で方々を走り回り、必死になってお客を集め、イタリア人ピアニストの世話もして、当日までスライディングセーフでなだれ込んだような感覚で演奏を終え


そして、蓋を開けてみれば、収支はトントンだったんです。


満席にしていたけれども、

ピアニストさんへの滞在、演奏への謝礼、マネジメント料金、ホール代金、さまざまなものがかかった結果、トントンだったのを見たときは衝撃を覚えました。


これでは、演奏活動の継続は無理だ、とも思いました。


そして、2015年ごろから、さらに演奏会をするとは何か、企画するとは何かをより考えていくように。


次回は、マルチになっていく私の過程のお話から♪



今日のおまけは、共演をお願いしたイタリア人ピアニストさんとの思い出話&写真付き&動画付きです。


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