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私は、◯◯◯のヴァイオリニストで在りたい 14 ~ 初のラジオ配信、イラレ▶️マルチ化へ


デビューリサイタルを終えたあとの話から、今日はスタートです。日本での音楽活動のやり方を従来の形のままで考える必要はあるのかな?と疑問に思い出した頃です。

もちろん、人前でお話ししたり、ということ自体に抵抗はこの時点で既になかったのですが、視点を「演奏する舞台」だけには、とどまらなくなってきたんですね。そんな時分の頃を思い返します。



長く活動を継続していくためには、今の私のままでは

「音楽をすることしか知らない」

「コンサートをするとはどういうことかがわからない」

そのような状態のままでは、今後も安定した活動は厳しいのでは、と感じていました。


知名度がまだ広く知られてない中で、ただ大きな公演を目指す、というのも、「何か違うな」と感じ始めていた頃でもありました。


明けて2015年ごろの時です。


そのころからは、演奏を自分で企画することに関心を持ち始めるようになっていましたし、個人で遠くの人に向けての発信をするということにも、さらにチャレンジしたいと思い始めていました。


ただコンサートを企画する、だけではなくて「会場を借りる」ところから「宣伝題材の準備」、当日までの流れや手配など、「集客」もそうですし、当日配布する「パンフレット」の曲目解説含めた製作、受付を頼んだりなど諸々を全部、そろそろ自分で「セルフマネジメント」に挑戦してみたいと思ったんですね。


実際に1からコンサートを企画して、というのは2016年からにはなりましたが、2015年からは実はちょっと新しいことを始めてました。


それは、アメブロでの別サービスアメーバピグという仮想空間内でイベントを作り、ミキセラというツールを使って「ネットラジオ配信をする」というものでした。

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パソコンの画面右側が「アメーバピグ」の画面、左側がミキセラの実際にラジオ配信を届けるための画面ですが、2015年半ばから、実は「インターネット配信活動」を始めておりました。

そもそも、このラジオ配信を始めようと思った経緯があります。


私が会場に来て欲しいと思う人、そういう人ほど会場に来ていただくことができない


仕事で忙しくて癒しが欲しいという方

子供を世話するのに追われて大変なお母さん

病気で家や病院から離れられない方

介護で日々クタクタになっている方


こんな人たちにこそ、音楽を届けたいと思っているのに、逆に聞いていただけない。


私たちが普段やろうとしている音楽ってよく考えると、

「金銭や心に、時間に余裕のある人しか聴くことができない環境になってしまっている」


それに気づかされて、なんとか遠くの人に届けられないかと自分自身で考えていた時に、このラジオ配信の世界にたどり着いたのでした。

こんな思考であるのは、きっと母の病気のこともきっかけなのだとも思います。


今でこそ配信する、ということ自体世間的には普通にはなっていますが、5年前はまだそこまでではなく、ラジオを通して個人の音楽家がお話をしたり、ヴァイオリンを弾いているということ自体、それを聞いている人たちにとっては大変珍しいことだったようです。


ちなみに、この時代のラジオ配信は、私の完全な趣味の範囲内で、人に自分の好きなこと(鳥さんや、ゲーム、音楽歴史など)を話したりするというアイディアも、今となってはごく普通の私のトークスタイルですが(笑)、この時のそんな範囲内で楽しんでいた配信の中で思いつき、やりはじめてみてたんですね。

リスナーさんが喜んでくれていたことを、そしてそれを体感している自分でもとても嬉しくて、楽しかったことを今でも記憶しています。

それとうれしいことがあります。この当時のリスナーが実際に演奏会に来てくれたこと、そして今も配信を聞いてくれているリスナーがいるというところです。



また、2016年から、パソコンにイラストレーターを導入しだして、本格的に自身でチラシ・チケット製作も始めました。

何か習ったわけではないですが、わからないことがあればネットで検索して、一つずつやり方を覚えていき、この2016年から今までに渡ってゆうに40枚分以上のコンサートチラシは作成して来ているのではないかと思います。(記憶が飛んでますので、もしかしたらもっと多いかもしれません)


自分で好きなように作れる、そういう点で魅力も感じたのはありますが、元来パソコンを触り続けること、それから性質はインドア派なので(笑)屋内にこもって作業をずっとするということ自体苦ではなく、案外練習の合間の気晴らしにちょうど良い感覚で製作をしてきてます。


懐かしい私が手がけたチラシデザインを見ていただくために貼り付けておきます。

下に行けば行くほど新しいものになっていますが、クオリティ上がっていってるのがよくわかります。笑 また、セレーノ ・チェンバーオーケストラ定期演奏会のイラストはチェリストの栂 亜友美さんが描いているものであり、いつも合作で作っています。この時の私は、額縁製作に苦労した覚えがあります。トリオカノンの公演は、個人的にとってもお気に入りです^^

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自分自身でコンサートを作る、これに挑むことで、演奏をする前の段階から「作っていく過程」を楽しむこともできますし、当日を迎える際は感動もひとしおと言いますか、なんとも言えぬ面白い感情に包まれながら演奏することに、自分が企画に携わった演奏の場では、いつもそう思います。


後、もちろんですが、自分で準備をすることで、その分節約できますから、最終的に演じた奏者自身に、ちゃんとお金が残ってくれます。これをもとにまた次なる活動に展開していけるので、こういうバランス感覚が重要だと私は思います。


また宣伝活動としては、今、現代では、私が5年前に動きだしていた時よりも、さらに行いやすくなっておりますから、遠距離からでも人に発信し続ける活動というのが、知名度が低い段階である奏者であるほど、なおさら恐れずにチャレンジすることが大事ではないかと思うんですね。


次回、いよいよ最後です。


このシリーズ長くなりましたが、私が今行なっている演奏活動の区切りの付け方、そして私はどんな〇〇〇のヴァイオリニストでありたいか。


ひっぱりにひっぱった話ですが、お楽しみに。


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