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青い炎(10/14奈良クラブ観戦)

スポーツの秋とか芸術の秋とか

10月14日。朝の散歩の後、朝食を食べ終えると「今日もお出かけですよね。分かりました」と言わんばかりに自らケージに戻って行った愛犬に後ろ髪を引かれつつ、ともあれロートフィールドに向かった。
秋は興行の季節でもあるので、休日のスケジュールは埋まりがち。今日はサッカー⚽️で明日はバイオリンのコンサート🎵のような、カテゴリーがめちゃくちゃな活動をしている。
これはこれで楽しいんだ。けど、、留守番ばっかりさせてごめんな🙇‍♀️🐕

今日の対戦相手は福島ユナイテッドFC。
遠いところから沢山のサポーターの皆さんも来場していた。
チームカラーは赤。マスコットの赤い鳥「福嶋火之助」君は可愛いけど甘過ぎず、私の好みだ。
会津といえば白虎隊のイメージが強いけども、白い虎じゃなくて赤い鳥なのは何か逸話とかがあるんだろうか。
赤い烏だったら八咫烏なんだけどな…
!?
不死鳥でしたか!!
エンブレムのデザインが不死鳥だからかー。
サブキャラには白虎のキャラクターもいるようで、こっちは甘々かわいい系。そして個性的系の赤べこも。
バランス取れてるというか全要素押さえておられるところはさすがだね😃

奈良クラブでも遂にマスコットキャラクターのデザイン募集を始めた。応募資格があるのは奈良県に住む小学生のみ。
ブームも去って久しいけれど、奈良県はゆるキャラ多過ぎのゆるキャラ王国だという話を聞いたことがある。その上、鹿をモチーフにするのはそろそろ限界なんじゃないかと思うほど既存の鹿のキャラクターも多い。チデジカとかカクカクシカジカとか、まあ鹿は奈良だけのものじゃないからね。
そんな中でもシカッチェやしかまろくんのような人気キャラが生まれてきたのは、実はすごい事なのではなかろうか?
子供ならではの自由な発想でどんなキャラクターが生まれてくるかな?
そしたらグッズ展開とか、もうわくわくが止まらない😆

今日のスタグル

今回はもう決めていたので

chabudaiさんのホットドッグ(自家製豆乳マヨネーズ)とやまのべ焙煎所さんのアイスコーヒー。
ホットドッグはに「食べるドレッシング」細かく刻んだ野菜(ピクルスかな)とソーセージが挟まっている。
子供の頃食べていたホットドッグといえばカレー味に炒めた千切りキャベツだったがこちらも合う。
ドレッシングの酸味が良い塩梅で、ばくばく行ってしまった。

まだお腹に余裕があったので、串こんにゃくも頂いた。
こんにゃく芋から作られた「手作りこんにゃく」は市販されている灰色のこんにゃくとは色も違うけど、それ以上に食感がまるで違う。
もっと柔らかいというか、ぶよんぶよんなのである。
味も染みやすいのか、思いの外お出汁の味がしっかり付いていてgood😋
これを初めて食べた時にはこの美味しさに感動したものだが、これでカロリー気にしなくて良くて食物繊維が摂れるっていうのは本当に素晴らしい。(お出汁に砂糖入ってるかもやけど💧)

視点を変えて

気候も良くなったということで、今回はじめてフルタイムホームゴール裏で観戦した!
別の意味でアウェイな人間が混ざりに行ってますが、サポの皆様お手柔らかにお願いします🙇‍♀️

というわけで応援団の隅っこの方で立って応援していたわけだが…
耳から入って来る情報量の多さに目がついて行かない😵‍💫
チャントと呼ばれる応援歌と叫び声と鳴り響くドラムの大音量。聴覚優位者にはなかなかタフな環境だぞ💧
それでもなんとか目を凝らして試合を眺める。
前半は手前に人が集まって来るのはピンチ。ってことはもしかして結構押されてる?
遠くの方はよく見えないんだけど、奈良クラブもちゃんと攻めてるよね?
頭の中は大忙しである。
試合の流れはうまく見られなくても、何よりはっきり見えていたのは岡田選手がボールをキャッチするところだった。
後半は向こう側に行ってしまうが、それでもそこだけはしっかり見えていた。

角度の問題で時計も見えなかったけど後半の中頃、やっとこの視点での観戦に慣れてきた頃に名物チャントのアッコちゃんが始まった。
タオルを忘れて来るという大失態💦仕方がないので拳で代用しておく。
横移動をしながら試合を見やる。遠くの方で何か選手が集まっているね、あれはコーナーキックかな?
あれ? なんか点取られたっぽい?
試合が動いても動じることなくアッコちゃん続行。
ピッチではすぐさま試合再開、今度は奈良の猛攻、そしてあっという間に同点ゴール‼️
歓喜に湧くゴール裏。o(≧▽≦)o .。.:*☆

その後は流れは奈良クラブに来ていたと思う。
もしかしたらこのチームは調子に乗ると力が引き出されるのかしらん?
逆転ゴールを果敢に狙うも時間が足りなかったか、あと一歩のところで同点に終わった。

でもでもどうして、悶々とする感じのドローではなかったよ!

おまけ:流れはもう一度来るのではと思う理由とは

さてこのところの奈良クラブ、なんか調子良くないのかな?
試合に負けるとSNSに怒りの投稿が散見したり。
残り試合数も少なくなってきて、順位争いが目に見え始めると自ずとこんな感じになるのかな?
去年とはまた違う雰囲気を感じつつ、静かに見守ることにする。

さて、急に音楽の話を混ぜ込んでみる。
TSUKEMENという🎻2人🎹1人のアンサンブルユニットがある。
今年15周年を迎える彼らを私はデビュー間もない頃から知っていて、コンサートにもよく行っている。
彼らの作る楽曲と私の音楽の好みが面白いぐらいに一致しているので、的確に押して欲しいツボを押してくれる抜群の癒し効果がたまらない。
もはやプレイリストには欠かせないアーティストである。

前置きが長くなったが、彼らのオリジナル曲に「真田組曲」という曲がある。
真田十勇士をフィーチャーして3人がそれぞれ1楽章ずつ曲を書いたというもので、1楽章は真田幸村、2楽章は霧隠才蔵、3楽章は猿飛佐助がテーマとなっている。

先日大和郡山市で開かれたコンサートでこの曲が演奏された。吉野のどこかの修験道のお寺から借り受けてきた法螺貝の生演奏付きである。
法螺貝が使われている第1楽章と第3楽章は合戦を彷彿とさせる勇壮で疾走感のある楽曲になっている。
これを聞いていて何となく思いを馳せたのは、奈良クラブがJ3デビューした後、勝ち点をどんどん奪って暫定1位に躍り出たあの頃。
第1楽章の「群雄割拠」がしっくりくる。
ゴール裏には幟が駆け巡っていて、まさに戦感が溢れていたように思う。

そして今の状況といえば第2楽章「青い炎」なんではないか。
小さくとも静かに燃え続ける火のイメージだ。
前後の楽章とは対照的に全体的に憂いを帯びたような静かなメロディが流れる。
この曲を聴くと頭にぶわーっと浮かんで来るのが岡田選手だったりする。
アルナウ選手が負傷してからずっとこのしんどい期間奈良のゴールを守り続けてる。
連続失点のようなきつい試合もあって、もう撒菱だらけのフィールドに立っているような心境だったのではないかと勝手に想像していた。
以前書いたnoteで岡田選手は子煩悩で温和なイメージだと書いたところだが、最近は侍のような鋭いオーラを発し始めたようにも見える。クリーンシートの試合も増えたし、うまく谷を越えられたのではないかと思うのである。
ところでこの曲のモチーフになっている霧隠才蔵とは真田幸村の家臣で忍者。でも実は架空の人物である。十勇士の中でもクールキャラとして特に人気があるという。
映画やゲームにも数多く登場しているが、私の中では10代の頃に読んでいたラノベの人物像のイメージが強い。
意地悪で愛想がなくて冷たい人物。見習い忍者の主人公とはいつも口喧嘩をしている。でもすごく強くて最後にはきちんと主人公を助ける頼りになる男。
こういう人物なので、この青い炎の曲調もただ暗くて辛い悲しいというわけではなく、戦場の極限に立つ覚悟とか固い決意のようなものが感じられるものになっている。格好良い曲である。

そしてJ3リーグも残すところあと7試合。さらに奈良クラブは上位チームとの対戦が続く。
これからはどうなるだろう?このままずっと低温調理というわけにもいかないはずだ。
真田組曲にもまだ第3楽章が残っている。
その副題は疾風迅雷(意味:風のように素早く雷のように激しい)
暗い雲が晴れて颯爽と追い風が吹き始めるような導入部があり、再び法螺貝の音が響くとまた戦のような勇壮な曲調が戻って来る。
第1楽章のような大混戦のイメージとは違い、軽やかに走り抜けていくようなメロディである。
うまくいけばこれからリーグ最終戦まで、奈良クラブの疾風迅雷な戦いが見られるかも知れない。
真田幸村ゆかりの地である長野県が最終戦なのも何かの縁。
是非とも、見たいなあ。

※個人の感想です。