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【配色】いろえらびのお手伝い

どうも、地方公務員のばたやんです!
先日、色彩検定合格のご報告をしたところですが、グラレコ(グラフィックレコーディング)を学んでいるサークルを主催されている方からいろえらびについてご相談を受けましたので、早速色彩検定の知識をフル活用してご相談者様にコミットいたしました!


🔷はじまりは配色についてのスピーチ

Instagramで毎週グラフィックレコーディングの練習をするサークルが開催されていまして、その活動の中で”色選びに悩む”というお声をいただきました、私が色彩検定有資格者ということもあり、簡単な配色のポイントをお話する事となりました。


今回は、色相(色味)の違いのみの組み合わせでできる配色の例とともにどのような印象になるのかを簡潔にご紹介しました。


🔷いろえらびのお手伝い

スピーチ後、先述したグラレコサークルを運営していることのは minami様から個別に配色についてのご相談を受けまして、いろえらびのお手伝いをすることとなりました。

ことのは minami様
個人事業主として、学習カウンセリングや進路相談の事業を展開されています。

Instagram:ことのは minami

🔷オーダー

相談者様からのオーダーとして、次のようなご要望がありました。

・使いたい色はミントグリーン(チョコミントの色)
・爽やか可愛い感としっかり感がある2パターンの配色がほしい
・暖色の差し色を入れたい
・用途としてはグラレコや資料作り

これらのご要望に沿うように色を選んでいきます。


🔷いろえらびのプロセス

まず、使いたい色がチョコミントの色なので、お菓子のパッケージを参考にチョコミントの配色を考えてみました。

チョコミント配色

ここからほかのご要望を満たす配色を考えていきます。


〇爽やか可愛い感

まず、2パターンあるイメージの爽やか可愛い感から見ていきましょう。
そもそもミントグリーンが爽やかなイメージを持っているので、配色では可愛い感を与える色の調和が必要になります。

可愛いには明るい印象が含まれてくるので、明清色(濁りのない明るい色)を用いるのがよさそうです。

明清色は色の明るさが明るめで色の鮮やかさが淡めの色を指します。
色の明るさと鮮やかさを数値化したものをトーンと呼び、明清色は「ペールトーン」や「ライトトーン」と呼ばれます。

メインカラーとトーンが決まったので、暖色の差し色というオーダーを考えます。

ミントグリーンは寒色系(見た目に冷たく感じられる色)に分類されるので、今回は色相環(色相を環状に配置したもので、色を体系化する時に用いる方法の一つ)のミントグリーンと対向にある紫みの赤色をチョイスします。

紫みの赤もペールトーンに明るさと鮮やかさを調整し、使う色がすべて同じトーンで構成される「ドミナントトーン配色」「トーンイントーン配色」とすることで全体の統一感が出るようにしていきます。

こうしてできた配色サンプルがこちらです。

爽やか可愛いミントグリーン配色

背景色が明るい場合、は文字などはグレー系を使って、縁取りなどにそれぞれのカラーを使うようにするとよいでしょう。


〇しっかり感

続いて、しっかり感の配色ですが、相談者様が教育に関連するお仕事をされているので、こちらは明るさをおさえた落ち着きのある配色が必要かと考えました。

メインカラーのミントグリーンの明るさを低めに設定し、全体の土台となるような役割を持たせてみました。

そこから、明るさをあげたミントグリーンを入れることで、色相を統一しつつ明暗の対照で動きを持たせています。

さらにオーダーの暖色の差し色は赤色を用いることを考えたのですが、どうしてもクリスマスカラーの印象がでてしまうのと、クリスマスカラーの配色にはチカチカして境界があいまいに見える効果があるので、赤色は不採用とし、今回は黄色を用いることで暗めのミントグリーンと並んだ時にしっかりと前面に出て主張するように考えました。

紆余曲折あってできた配色サンプルがこちらです。

しっかりミントグリーン配色

色の組み合わせでこんなに印象は変わってきます、色彩を学んでよかった!


これ、ビジネスにならないかな(笑)

ことのは様、知識を活かす機会を与えてくださりありがとうございます。


🔷配色のご相談お受けします

資料作り等グラフィックに関わる配色に関するご相談をしたいという方はTwitterやInstagramのDMでお知らせください!

Instagram:ばたやん




今回は近況報告でしたが、お役に立てたでしょうか?
この記事の内容が誰かの力や気づきになれれば幸いです。
それでは、地方公務員のばたやんでした。