信じるものは自分で決めていいんだよ
こんにちは。あなた達のママです。
今日は人は完璧じゃないというお手紙です。
これからふたりは、ママやパパ、それ以外にもたくさんの大人や、お友達と関わっていきます。
こどものふたりにとって、大人は無条件に言うことを信じたくなる相手かもしれません。
かっこよく見えるお友達は、ふたりに大きな影響を与えるかもしれません。
ママは、ふたりに信じるかどうかを選んでいく力を身につけて欲しいなと思っています。
ママは昔、親や先生の言うことは正しいことだと思っていました。大人という生き物は完成されたものだと信じていたからです。
だけど自分が大人と呼ばれる年齢になってみて、いかに完成から程遠いかよくわかりました。
ママはいまだに飲み物をこぼすし、ご飯粒がTシャツに信じられないほど付いてて驚いたりするし、おばけが怖いです。
世の中は知らないことだらけで、できないことばかりで、会えない人ばかりです。
大人ってそんなことないと思ってたのに！
でもそれは悪いことではなく、良くも悪くも人は死ぬまで変化し続けるということだし、世の中の全てを学びきることはできない、という事でもあります。
ママは、ふたりに考えなしの教育はしないように気をつけています。
ママなりの解釈と納得をもって、ふたりに説明できることを言いたいのです。
だから、｢ダメだからダメ！｣ということはこれからもないはずなんだけど。
それだけ考えてふたりに伝えることだとしても、それが『正解』でははいと知っていてください。
ママやパパが言ったことでも、絶対に正解なわけじゃないんです。
周りの大人も、友達も同じです。
どれだけ権威があっても憧れがあっても、絶対に正しいことなんてきっとないから。
ママはふたりに、｢はたしてほんとうにそうだろうか？｣という気持ちを大切にしてほしいです。
そうかな？と思うことがあったら、それにまつわることをあらゆる角度から勉強して、自分の答えを見つけてね。
あと、これが大切なんだけど！
｢ほんとうにそうかな？｣と思うことがあっても、それを相手に伝えてはいけないよ。
（ママやパパにはいいよ！）
相手が信じていることは、相手の中の大切なことなのです。
その大切な気持ちは相手の持ち物。傷付けたり奪ったりしないでね。
同じように、ふたりが大切にしているもの、人、気持ちを誰かが否定しても、傷ついたりする必要は全くありません。
たくさんの意見や事実を吸収して、自分が信じられることを見つけていってね。
ふたりが信じることを自分で選んで、人生に奪われない大切なものがいっぱい溢れますように。
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