小学生男子は結局かわいい。

我が家には息子の友達たちが度々やってくる。
最近の小学生の流れというか、いろんなタイプの子達を知るきっかけにもなる。

ピンポーン。

まず靴の脱ぎ方と、家の入り方も千差万別。
気持ちいいくらい脱ぎ散らかしてる子、きちんと丁寧に揃えている子。
「お邪魔します」と律儀にお辞儀して中に入る子、「ただいまー」と言いながらドタバタ入ってる子。

おやつを出すと、その反応もバラバラなので面白い。
「大丈夫です」と律儀に断る子(たぶん親に言われてるのだろう)、「食べるー!」と言って、一気にむさぼり始める子、中には「僕が食べていいんですか?」と子犬のような目で訴えてくる子。
慣れた子は「お腹へったー!」「アイスない?」など要求強め。

以前6、7人が一気に集結したので(全員男子)、ここはひとつポテトでも揚げようではないかと、揚げたてフライドポテトを出すと、一斉に歓喜して食べ始めた姿はまるで「ここは学童か?」と思うくらいだった。
そこでも独り占めしようとする子や、遠慮してあんまり食べられない子、下級生のために残してあげようとする子、それをあっさり食べてしまう上級生など、まさに弱肉強食図を彷彿とさせていた。
たぶんこれが全員男子なのであまりもめないのだと、台所でポテトをつまみながら思う。
ここに女子数人が交じろうものなら、「そんな食べ方公正じゃない!」と仕切り始め、余計自体が複雑化すること間違いなし。

男の子って平和やな・・と心の中で頷く。

帰り方もそれぞれ。「お邪魔しました」と深々とお辞儀して出て行く子、「学校いこうぜ!!」とわーわー言いながら嵐のように出て行く子。

息子が友達の家にお邪魔するパターンもよくある。
帰ってきて聞く話は、「○○の家はめちゃくちゃデカかった!!」「最新型の有機ELテレビがあった」「ルンバがあった」「新築の家やった」などのうらやましい系のものから、「トイレがめちゃくちゃ臭かった」「部屋がすごい散らかってた」などの絶対に言いふらしてほしくない話まで様々である。
息子が言うくらいなので、きっと我が家の家事情は他のご家庭にも知れ渡っているんだろうな・・と思いながら、今日もせっせとトイレ掃除をするのである。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?