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2023.11.12 ツール・ド・おきなわ 100kmオープン

ツール・ド・おきなわ2023
2023年11月12日(日)9:50頃スタート
沖縄県やんばる地方 100kmコース
天候:雨/気温:18℃
47位/完走168名/出走186名


ギリギリ2枚目

まず結論から言うと、スタート時刻から3分10秒遅れて単独でスタートしました。
理由としては、「10:08スタート予定」というプログラムに記載された内容を鵜呑みし、15分前の9:53頃にスタート地点に言ったらコミッセールからの「もうスタートしてるよ!すぐ行って!」との案内。
奥の登りを雨の中、単独TTでスタートした時点で、私のツール・ド・おきなわは終わりました。

確かにプログラムにも「スタート時間はレース状況によって前後する場合があります」との記載もありました。
今回は市民200kmが逃げが生まれた影響や雨及び向かい風の影響でスローペースだったのか、本来は「チャンピオン200km→女子国際100km→市民200km→市民100km」だったはずの順番が「チャンピオン200km→女子国際100km→市民100km→市民200km」と変更となったことが予定より15分前にスタートとなった理由でした。

正直、スタート時間の変更はあっても5-6分前後だろうと思ってたので、スタート順番の入れ替えはおろか、15分前のスタートは想定外でしたが、他の選手の皆さんはスタート出来ているので完全に私のミスでした。

さて、ここから本編です。

木曜日~前日まで

今年は昨年より1日早め、木曜日に沖縄入り。
木曜日はレストとし、移動に専念。今年はTRYCLEメンバーと同じコンドミニアムに宿泊なので、早速夜からワイワイと。

金曜日にはカンさんと鈴ちゃんと一緒に道の駅国頭~ゴールまで試走。
基本的にはコース確認だったが、今年の個人的ポイントであった学校坂で刺激入れ。オールアウト寸前まで追い込み、5分40秒349wと5分パワーも大幅自己ベスト更新。調子の良さを実感。
この日の夜は皆でカレー作り。合宿か。

土曜日は朝イチに雨の中だが古宇利島へ調整サイクリング。色々とトラブルはあったけど、前日に軽く身体を動かすという目的は達成。
受付を済ませ、車で再度途中までコース試走。
その後は100kmメンバーの4人でスタート至近の奥ヤンバルの里へチェックイン。9時30分には布団に入り、30分4人でレース前とは思えないくだらない話をして就寝。

当日

当日は6時起床。もちろん予報通り雨。
サトウのごはん1.5パックを使ってレトルトカレーとみたらし団子。
練習からエネルギーはこれくらい取っておけば足りるとわかっていたので充分。細かいサプリもきちんと摂取。
補給物はボトルにグランフォンドウォーターとポケットにはスピードジェルを3つ。私の身体はACTIVIKE様で出来ております。

最初はにっしーさんのブランドだから使い始めていたといった理由だけど、使ってるときはだいたい自己ベスト更新している。つまり効果があるってこと。勝負レース前には特に重用している。

8時30分からウォーミングアップスタート。
めちゃくちゃ調子は良い。これはフンガワを越えて、行けるところまでチャレンジ出来そうな感覚。
ここまでの仕上がりや調整の感覚から、自分史上最高に強い自信はあったし、アップの感覚も完璧。

そして、いざスタートしようとしたら前述の通り。
雨だからギリギリまで宿で待機していたのが運の尽き。

ここから、ツール・ド・おきなわ個人タイムトライアルがスタートした。

レース1:スタート~フンガワまで

雨の中1名でスタート。
何分前にスタートしたか、皆目検討つかないのでとにかく踏む。
5倍~6倍で踏むが、まったく人は見えてこない。1km過ぎて、最後尾ライダーが見えてきたが、求めているのはここじゃない。
右車線からどんどんパスして前を追う。
奥は前半オーバーペース&平坦で踏み直せず、昨年より20秒速いくらい。
そこからの下りも、向かい風&単独&レコードラインを取れないのでまったく伸びない。
そのまま辺戸岬を過ぎた平坦へ。ここは本来ぬくぬく集団で休む時間だが、今日は追い風を背に受けた個人TT。
このときは正直泣きそうで、フンガワに左折せず直進して名護に戻ってやろうかと300回くらいは思った。
車線は気にせず、最短コースをガンガン踏む。途中、後ろについてくる人が居て、「平坦ならもしかして?」と思ってローテを要求するも、荒い息で出てくる様子もない。結局この区間はほぼ一本引き。
約12kmの区間を集団に居たチームメイトから15秒遅れでしのいだものの、平坦区間で20分弱を260w越え。チームメイトの150wと比べるとかなり消耗した。
ここまでの1時間、平地下りがあるにもかかわらずほぼFTPに近い数字。
FTPが上がってるとはいえ、かなり踏んだことは確かだった。

そのままもう疲れた状態でフンガワへ。一緒にコーナーを回った人に、「今スタートから何分ですか?」と聞いたところ、自分とは3分10秒の差。
フンガワも個人的には頑張ったけど、もうヘロヘロ。昨年より少しはタイムは良くなったけど、論外な登坂タイム。。。
ただ、それでも抜かれることは無かった。

フンガワの下りも1名で。そのまま学校坂へ。

レース2:学校坂~羽地


学校坂の途中で大きい集団が見えてくる。その中に目立つ赤いヘルメット。
水戸の練習仲間であるT中さんだ。ただ、コンディションが良くないとは聞いていたので、その集団も一気にパスしようとしたところ、結構な人数が着いてくる。結局は最後までこの集団で走ることになった。

主に回してくれるのは自分を含めて4-5人。T中さんも入ってくれる。
ただ、下りで誰も踏まない。学校坂を越え、下り基調のエリアになっても誰も踏まないので、自分から積極的に集団を引くようにする。
去年もそうだったけど、この集団のレベル感では普通に下ると後ろは離れる。
今年は後ろで楽してる人をどんどん引きちぎって少しでも前に行きたかったので、セオリーとは真逆だけど少人数になったとしてもとにかく前を追った。

女子国際100kmの選手たちもどんどん集団には入ってくる。さすがは国際を走る強者の女性たち。集団には着いてくるものの、さすがに前に出られると速度は落ちるので、ある程度ローテが出来そうな男性陣で回していく。
途中、外国人の女性がワケの分からないローテの仕方したりしていたけど、言葉が違うので上手く伝えることも出来ず。笑

結局慶佐次~有銘~カヌチャと15-20名ほどの集団で推移。男女比は少し男性が多いか。
着る集団ならばご法度だけど、入賞とは程遠い集団だったので男女関係なく集団を形成しながら羽地へ。
カヌチャのあたりでにっしーさんが単独5番手で来たときは「!!?!??!?」となった。少しでも力になれればと、前との差を伝えた。今出来る、最大のエール。結果9位でしたが、本当にすごいと思いました。

平坦はなぜか途中からグルペットに居た外国人の男性がめちゃくちゃ良いペースで一本引き。ここは甘えて後ろで休ませていただきました。
と、いうのも前半の個人TTのダメージか、有銘あたりからダンシングのたびに足がつる兆候があった。羽地で勝負とは言えないけど、完走はしたい。
なので休めるときに休めたのはありがたかった。

レース3:羽地~ゴール

本来は勝負どころの羽地。前の方で入るが、いきなり足をつりかける。笑
そこからはマイペースに徹して走る。置いていかれるが気にしない。
途中から私の背中に安心を感じてくれたのか、自分の後ろをキープし続けていた湾岸のF山さんにも普通に千切られる。
千切るときに3度見くらいされたけど、マイペースを貫く。

それでも昨年よりはマシなタイムで頂上へ。
前にはF山さんとその先にT中さん。2名まとめて追いつきたいところ。
とはいえウェットの羽地下り。安全第一で下り、下りきったところでF山さんには追いついたものの、T中さんは遥か彼方。
最後の平坦は2名で一緒に走り、最後は特にもがきもせずゴール。

結果としては、昨年より記録は速くなったものの、順位は47位。
追い風ということもあったから、昨年より全体的に高速タイムであった。
仮にスタートで遅れた3分10秒をそのまま減算したら30位くらい?にはなっていたけど、集団の恩恵も受けられたからもうちょっと上も狙えたかな…。(ただの言い訳にしかならないけど)

最後に

今年はこのレースにそれなりに懸けて、他の人と比べたらまだまだだけど、網野比では乗り込んできた。結果として、パワーも体重も自転車やってきた中では最大限に仕上がったからこそ、惜しいミスもしてしまった。
自分の場合、本番では3割増しで走れることは分かってもいるので、そんな状況でどこまで戦えるのか楽しみだったが故に、失望感も大きい。

とはいえ、沖縄やそこに向けた過程で様々な出会いがあったことは良かった。自分より速い目標となる人達はもちろん、走力が近い(と自分は思っている)ライバルのような存在も出来た。

今年はこんな感じで終わってしまったけど、来年のおきなわやJBCF、もしかしたらニセコ?もそういった方々と切磋琢磨して、少しでも高みを目指していきたいと思ったし、やってきた練習内容で確実に強くなったという自覚はるので、トレーニングの方向性にも自信が持てたことは収穫。

これからはラン&CXシーズンになるけど、根本はロードレースにあることを忘れずに取り組んでいきたい。


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