3.11から得た、今必要なもの
こんにちは。網野です。
自転車関係ないです。
今日は「3.11」。東日本大震災から9年です。
私は当時中3。卒業式を間際に控えていました。
今でも鮮明に覚えています。
友人のTくん家でモンスターハンターのジンオウガ2頭を倒すクエストをしていました。
14時46分。
初期微動で「あ、地震だ~」と話しながらもクエスト続行。
次の瞬間、震度5弱の揺れが襲いました。
1番驚いたのは、揺れの長さ。皆揺れの大きさにも驚きつつも、「まだ揺れてね?」という時間が5分以上。
度重なる大規模な余震で、ずーっと揺れていました。
パニクっていたのでしょう。40分後にテレビを付けた時には津波に飲み込まれる名取川沿岸。当時ガキでしたが、事の重大さに気付き4人しばし呆然。
その後親が帰宅困難者となり、友人宅で未明まで過ごし、なんとか帰宅。
夜には長野でも震度6弱の地震が発生し、映画「日本沈没」を目の当たりにしてる感覚でした。
そんな3.11から早9年。
「風化」と「伝承」
よく災害などは「風化させないこと」が大切と言われます。しかし、ここは災害大国日本。
日本人のDNAには「程よく忘れること」が刷り込まていると思うし、それこそが幾度の災害にも負けず、立ち上がってきた国の力であり、国民の力でもあるのだと思います。
一方で忘れるだけではありません。先人たちは「伝承」という形で災害の教訓を残してくれるのです。
例えば3.11ではこういった話を聞きました。
(ソース真偽は不明。。。)
・「津波てんでんこ」
・津波の浸水地域ラインを繋いでいくと、付近に神社が多数存在した
私の親族が岩手県宮古市に居るのですが、「地震が起きたらまず高台」ということは口酸っぱく言われていました。
これによって助かった命は少なからずあるはず。
他にも西日本豪雨で土石流被害に遭ったエリアが、かつて「八木蛇落地落谷」とよばれていたなど日本各地には多くの伝承があるかと思います。
先人の知恵は「過去起きたこと」で蓄積されているはずです。
「伝承」のアップデート
先人の知恵が過去起きたことから蓄積していくならば、将来に「伝承」を残すのが今生きている私達の使命であり、義務でもあります。
昔より伝承は残しやすい時代になっているはず。
・ビッグデータに関連したAI産業の発展
・口から口のコミュニケーションのみならず、Web上で不特定多数への情報発信が可能
過去蓄積されたことを感覚でなく、実際に数値として示してくれるAIの発展や、自らの経験知識を容易に不特定多数へ発信出来るコミュニケーションツールの登場など、「知恵」を残すにはうってつけの時代です。
しかし、便利になった反面どうしても「デマ」という問題が生まれてきます。
デマに惑わされないために
人間パニックになると目の前の情報に飛びつきます。「情報」が貴重な今の時代だからこそ。
ただ、結局それがデマってことはよくある話ですよね。まさに今のトイペ騒動とか。
そういう時にはやっぱり「伝承」から得られる知恵や知識が役に立つと思うんです。
オイルショックでわざわざ買い占めなくてもいい!ってことを学んだはずが、コロナ騒動では買い占める。これって結局先人の知恵や経験、知識から何も学んでない証拠です。
本来は
・本来知恵があるべき年齢が高めの層
→落ち着いた対応が出来るはず
・比較的知恵が浅いはずの若年層
→経験が無い事だから美の振り方が分からない
となるはず。
しかし、朝のドラッグストアにお並びになっているのは前者が多い気がします。。。(肌感覚)
今ではWeb上に正しい情報(=公式からの発信)が多くある時代でもあるので、逆転現象が起きているのかもしれません。
将来に向けてどうしていくのか
難しい時代です。
先人が残した「伝承」や「知恵」を将来に残しつつ、かつアップデートしていかなければならない。それも効率的に取り出せる形で。
言ってしまえば、紙に書いてある数字を1からExcelに入力していく作業みたいなものです。
さらにそれが正解かも分からない。実際に災害などが起きないと答え合わせが出来ない。
大変ですよね。
これこそが今の日本人に求められる力なのかなと思ったりもしてます。
だからこそまずは前提として、「伝承」や「知恵」は大切にしていく、知る必要があるのではと思います。
3.11をきっかけに、ふと思ったので書きました。
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