- 運営しているクリエイター
#考察
詩人 氷見敦子は時代に殺されたのか
彼女にとり憑いていたのは女の姿をした水の化身ではなく「時代」ではなかったのかと、今あらためて思う。
彼女の名前を一度も福岡の詩人から聞かない、それがきっかけだった。
氷見敦子(ひみ・あつこ)。
大学在学中に『荒地』同人でもあった中桐雅夫に出会い本格的に詩を書き始める。8年後、4冊の詩集と1冊の詩画集を遺し他界。死後6年を経て思潮社から『氷見敦子全集』が刊行される。享年30歳で詩のキャリアも短
彼女にとり憑いていたのは女の姿をした水の化身ではなく「時代」ではなかったのかと、今あらためて思う。
彼女の名前を一度も福岡の詩人から聞かない、それがきっかけだった。
氷見敦子(ひみ・あつこ)。
大学在学中に『荒地』同人でもあった中桐雅夫に出会い本格的に詩を書き始める。8年後、4冊の詩集と1冊の詩画集を遺し他界。死後6年を経て思潮社から『氷見敦子全集』が刊行される。享年30歳で詩のキャリアも短