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MMM2019へ行ってきた!

こんにちは!編湊のデザイナー、ろっきーです。
皆さんお盆休みは如何でしたか?😄

那珂湊や大洗では、人がたくさんで賑わっておりました。
そんな中、8/31まで開催されている、みなとメディアミュージアム2019というステキなイベントがあります。

みなとメディアミュージアムって?

Minato Media Museum、略してMMM!(以下MMM)
2009年、廃線の危機を迎えていたひたちなか海浜鉄道湊線に都内在住の方がアートプロジェクトを自主提案したことから始まったそうです。
MMMは湊線を中心にひたちなか市の活性化を目指して、
毎年、全国各地からアーティストを募集し、町や住民を巻き込んで
那珂湊の駅やまちなかで作品を展示します。なんと、電車内まで。

2009年に第1回開催し、今年で第11回になります。
実は、去年のMMMでは編湊もコラボさせていただき、屋上で大胆にドーンと井口雄介さんの作品が展示されました。
現在は撤去されてしまいましたが、編湊の屋内に別の作品が常設しております。
気になる方は気軽に遊びにいらしてください!

早速観てまわることに!

友人を連れて那珂湊を歩いていきます!
まずは那珂湊駅からスタート。

①那珂湊駅
外から見ても分かる入り口に作品が!


入り口にカラフルなキューブが!たくさん!可愛いです。

インスタ映えします。

よく見ると小人のような足が生えているキューブがいます。
この小人のようなキューブは那珂湊のあちこちにいるそうなので、
それらを探しながら歩き回ってみてはいかがでしょうか?

構内に入ってみると、天井には網がたくさん。
これも作品。まるで海の中から見た波のような。

他に写真撮っていませんが、かっぱさんの像や蝶々みたいなカーテンもありました。一つの場所にこれでもか!という位、たくさんの作品がありました。
運行している電車の中にも作品があります。

次は恵愛小林クリニックを目指して、駅から勝田方面にテクテク歩くと…

オッ。あれは?

恐竜…?

なんだこれは〜(演技臭くてごめんなさい)
大丸屋という干し芋専門店です!🍠
干し芋の全国生産量の9割は茨城県産だそうです。どんだけ!

暑いので、ちょっと避暑のためにこの店へ入ります。
実は干し芋だけではなく、干し芋ジェラートも売っているんです!

全部芋のジェラートなのに、品種によって味が異なります。友人と一緒にそれぞれ異なる品種を買って味比べしてみて、どれが一番好きなのか話しました。
ちなみに僕は「みつき芋」が一番好きでした。
種類豊富な干し芋が売っていますので、お土産にいかがでしょうか?
ぜひ、いくつかの干し芋を買って食べ比べてみてください😆

さて、休憩できて体力も回復し、再出発!!

②恵愛小林クリニック

病院のため、身体のどこも悪くないのに入るのに少し勇気が要りました(笑)
恐る恐る入ると、ロビーにありました。

医療現場のニーズを反映して、3Dプリンターで作ったモノです。
病院だけではなく、施設や家庭でケアすることが増えていくかもしれない高齢化の日本を3Dプリンターをはじめとしたものづくりの力で支えていくという意図があった作品でした。

後から知ったのですが、病院内にもうひとつの作品があったそうです。
どうやら映像を使った作品らしいです。
皆さん要チェックです!

次の作品の展示場所を目指してまた歩きます。

作品は町のあちこちにあるため、
騒々しい社会から一旦離れて、のんびり歩いて、作品の他に、
歩いてみないと気づかなかったところを発見できたり、
物思いに耽るのにもってこいです。

③おさむシアター(ケハ601)

映画館としてリノベされた電車。
この中に入ると…

カラフルでどことなく優しい空間。
色をつけたマスクを吊るして、
窓には絵が貼っていたり、カラーフィルムを貼っていました。
奥の方には…

映画館。
電車の席に座って、5つの短編映画を鑑賞。
(クーラーがありますが、それでも少し暑いので注意。水分補給大事。)
個人的には「ひ なんてなくなってしまえ」という作品が好きでした。

④平屋
おさむシアターの斜め向かいにある平屋。

こんなところにキューブくんが。
誰も住んでいない平屋に入ってみると、
スクリーンらしきものとタブレットがありました。

タブレットの画面を覗いてみると、インカメラで撮っている自分の顔が映っていました。
前の人が録画したものがスクリーンに映り、それを次に来た人が見る、という仕掛けでした。このように連鎖的に観賞者が繋がるという仕組みで面白いです!
僕らの次の人は誰なのだろうかと思いながら平屋を出ました。

次はどこかな〜と歩いてみると、

ツタで覆われている建物を発見。
野球好きな友人が「甲子園みたい」と言われて納得。
甲子園へ行けない人はこれを見て、行った気になるというのもアリかもしれない⚾️

⑤百華蔵(びゃっかぐら)

この蔵の歴史には取り壊しの危機があったらしく、地元の有志が貴重な蔵を失くしてはいけないと立ち上がり存続させることができました。
ここをレンタルしてイベントやワークショップとしてスペース活用することができます。(詳しくはhttps://builder-byakka.com/

中は版画作品と電子?らしきモノが展示されていました。
デジタルとアナログを融合していて、古きモノの中に未来的な要素があるとちょっとワクワクしました。
もうひとつのスペースにも作品があります。そこには、

木の破片(建築廃材)を集めて1つの大きな木にしたようなオブジェ。
テーマは「運動と建築とこどもの夢」。
オブジェの下にはペダルがあり、漕いでみたら、すぐそばにあるランプに明かりがつき始めました。

⑥コミュニティ交流サロン「3710屋」

交流サロンということで、入ってもいいのかな?と思い、外から覗いてみるとおばちゃん達がいました。
おばちゃん達のひとりが僕らに気づき、ドアを開けてくれて、「入りなさいな」と温かく迎えてくれました。
ここは堤防ブロックをモチーフにした積み木が展示されていました。

何と自分でも積めるという体験もできるため、早速遊んでみることに。

積み木で遊んだの何年振りだろう。
完成した時は、その場にいたおばちゃんから拍手をいただきました。
拍手をもらって、おばちゃん達と話すことでこれらの作品の完成とも言えるかもしれません。まさに「繋がった」から🤝

とても明るいおばちゃん達はいつもいるそうなので、那珂湊の人々と関わってみたい!という方は行ってみてはいかがでしょうか?
道案内役としてオススメのお店も教えてくれます。

⑦ブリアン
3710屋の斜め向かいにある小さな建物。

かわいいイラストが展示されていました。(写真撮り忘れという痛恨のミス)
奥の方には

透明紙を連ねていた作品がありました。
雪の結晶体の「生涯」を表している作品です。

他に湊公園にも作品があるそうですが、時間の都合で見れず…。
調べてみると、旗があり、そこに霧吹きをかけると何か浮かぶそうです。
何か浮かぶかは実際に観に来てみてくださいね。

歩いて思ったこと

たまたま主催者のツイートで
「観る芸術祭ではなく、関われる芸術祭」という言葉を見つけ、
なるほどと思いました。

実際に作品を触れたり、インスタレーション作品で展示空間の中に居たり、MMMをきっかけに那珂湊の人々とお話しできたり、どんな形であれ、那珂湊と関わることができるので、これを機に遊びにいらしてください!

那珂湊おさかな市場の方では賑わっているにも関わらず、
那珂湊のまちなかは静かというギャップがあり、
同じ町なのにまるで、別の町みたいだなぁと感じ、
おかげさまでゆっくり鑑賞することができました。
MMMのみなさま、那珂湊の住人のみなさま、素敵なイベントを催してくれて、ありがとうございました!

最後に

たくさん汗をかいた後は、編湊から車で約10分のところにある
阿字ヶ浦温泉 のぞみ」でリフレッシュ!!
ここのご飯、とても美味しいので締めにオススメです…!(特にカツオ刺身)

8/31まで開催されているので、気になる方はぜひ!

(デザイナー:ろっきー)

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