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メガネの創作たち

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2023.6.13名称変更 掌握やショートショートといった小説を垂れ流してます。 正に私の脳内から湧き出た産物といったところでしょうか。
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記事一覧

【毎週ショートショートnote】人型ロボットの末路

#毎週ショートショートnote #天ぷら不眠 「ジュージュー、パチパチ」 衣を纏った海老が油の…

猫本コウヨ
2週間前
8

【毎週ショートショートnote】友情の総重量

#毎週ショートショートnote #友情の総重量 「ねぇ。アタシとアイツ、どっちが大事なのよ!…

猫本コウヨ
4週間前
8

【毎週ショートショートnote】てるてる坊主のラブレター

#毎週ショートショートnote #てるてる坊主のラブレター 拝啓、愛しい貴方様。 お目に掛か…

猫本コウヨ
1か月前
14

【毎週ショートショートnote】祈願上手

#毎週ショートショートnote #祈願上手 ここはとある、スポーツ施設。 「一日ヨガ体験講座」…

猫本コウヨ
1か月前
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#シロクマ文芸部 金魚鉢

#シロクマ文芸部 #金魚鉢 金魚鉢、という言葉を聞くと、私はなぜか暑い夏を思い出す。 「チ…

猫本コウヨ
1か月前
8

【毎週ショートショートnote】文学トリマー

#毎週ショートショートnote #文学トリマー 「すみません」 「いらっしゃ~い」 「あの…大…

猫本コウヨ
1か月前
6

#シロクマ文芸部 風薫る

#シロクマ文芸部 #風薫る 風薫るこの季節に、私はいつも決まって思い出すことがある。 それはある日突然、私の前から姿を消した「あの人」と食べたシュークリームの味だ。 私は生クリームが苦手で、甘い物といえばカスタードクリームが入ったものやチョコレートがトッピングされたものなどを好んで食べるのだが、あの日はなぜか、無性にシュークリームが食べたくなったのだ。 「あの人」は生クリームの類が大好物で、三食それでいいと言っているような人だ。 だからあの日、もしかしたらという無意識の勘

【毎週ショートショートnote】真夜中万華鏡

#毎週ショートショートnote #真夜中万華鏡 深夜2時。 俺は頭を抱えていた。 (アレを超え…

猫本コウヨ
2か月前
13

【毎週ショートショートnote】放課後ランプ

#毎週ショートショートnote #放課後ランプ (こんなところにお店、あったっけ…?) いつも…

猫本コウヨ
2か月前
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#シロクマ文芸部 こどもの日

#シロクマ文芸部 #こどもの日 こどもの日って、なんかかわいい。 字の感じとか、響きとか、…

猫本コウヨ
2か月前
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いつもそばに君がいた

#ショートショート #掌握 #ほろ酔い文学 最近になり、お酒の種類が多岐多様となってきた昨…

猫本コウヨ
2か月前
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【毎週ショートショートnote】トラネキサム酸笑顔

#毎週ショートショートnote #トラネキサム酸笑顔 「その笑顔!いいねぇ」 真緑のバックスク…

猫本コウヨ
2か月前
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【毎週ショートショートnote】春ギター

親父から譲り受けたフェンダーCC-60Sをおもむろに手に取り、西日差す片隅で、あの曲をおもむろ…

猫本コウヨ
2か月前
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AI結婚相談所

あるところに、若い男とその両親がいた。 容姿端麗で仕事も出来、人望もあって、言う事なしというどこからどうみてもスーパー完璧人間なその息子を、両親は誇りに思っていた。 だが実は、超が付くほどの引っ込み思案で人と話すことがとっても苦手で、二人はそのことを心から不憫に思い、心配でたまらなかった。 大手商社の営業という花形にいる息子は、取引先を相手に饒舌な話術と巧みな戦術で相手の心を掴むエース級の仕事ぶりを発揮するというのに、仕事から離れると途端に無口になってしまうのだ。 そう