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MIDSOMMAR

細部までみっちり日本語書いていると、いつまで経っても下書きに残されたままなのでめちゃくちゃ雑に、ミッドサマー見てきました記録。見に行ったのは2月くらい。文章タイプしている今は12月。間の10ヶ月間はどこかへ飛んで行った。

気味が悪い、悪かった。

第一印象はこの言葉に尽きる。あまりよろしくない言葉でごめんだけど、理解はできなかった。らしい。3月くらいの私はこう書き残していた。

友人とも話したけど、本作はホラーではなかった。ホルガの風習の概要は、観客である私たちは登場人物であるクリスチャンたちよりも先回りして、なんとなく感じ取れるし、これから先何が起こるのか大体予想がつく(それは自分がかなり心の準備をして観に行ったからかもしれないけど)。そうして「今後起きるだろうこと」が分かっているのに、怖い。そういう意味ではホラーだった。風習とか風土とか、尊重はするけど、受容することはできなかった。

劇中の不安を煽ってくるような音楽は、いとも簡単に人を緊張状態に陥れるし、そしてなにより、スウェーデン語分からなくて良かったと思った。むしろ分かったほうがすっきりしたのかな?

個人的には飛び降り自殺のところで一番、ひぇーっという感情を抱いた。自殺がどうのではなくて、そのあと。死なせてあげるためなんだろうけど、見てられなくて目を閉じてしまった。

ただ90年に一度の祝祭のくせに、写真の残っている女王いすぎではと思った。年代と写真の枚数が合わない。カメラ登場したのなんてせいぜい2世紀前では?わりと頻繁に祝祭行われてるのか?と思ってしまうよね。

みんなで喘いだり泣いたり痛がったり苦しんだりしていたのは、超共感社会だなぁ〜という感じで、なにより「一体感」ですよね。

女性たちが躍り狂うあれ、確かイスラム教の一派にくるくる回る儀式あったなー、と思ったけど、前者は勝者(=女王)を決めるためで、後者は神との一体を図るため、と目的は異なるのか。ところで、女王の役割についてはあまり劇中で明示されてなかった気がする。

ホルガの外部からやってきた男の人たちに「生き残る」という選択肢は、最初からなかったのかな。外部からの来訪者はダニー以外みんな死んでるし。ホルガの風習によるものなのか、それともダニーが「どうにかなってしまえ」と思っていたせいだったのか、謎。両方?

クリスチャンの死はも直接には何が原因なのか複雑。子作りが澄んだ男は用無しだから死ぬのか、それともダニーが選んだから死ぬのか…。

熊=罪、みたいな設定ありましたよね。最後のシーンで、クリスチャンは熊の毛皮を被らされていた(というか熊に変装させられていた)けど、熊が罪な存在で燃やされるというなら、クリスチャンはホルガ滞在中に罪を犯したんですかね…。

ホラーというよりも、メンタルやられるというよりも、気持ちが悪くなった。うーん、気分が悪くなったのかな?よくわからんけど「良い気分」にはならなかったよね。最後のダニーは笑っていたけど。

まぁ、そんな世界もありますよねという感じで、それはそれで興味深かったけど、私はもうこういう映画を観に行きたがってはダメだなと思いました。

おしまい!

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