今日もまた生きた。
今日、もう昨日か。
私は祖母を病院へ連れて行く役目を任されていた。
いや、自分から「私が送るからね、なんでもやらせてね。」と頼んだというのが正解か。
朝、最悪な天候。
それでも、役目を果たさなくてわ、、という自分を奮い立たせる自分。
重たい体を起こし、何ヶ月前の仕事へ行く自分と重ね合わせながら、準備をこなした。
あの日から、全く変わらない倦怠感。歯磨きすら横にならないとできないような現実に突きつけられた。
心と体が通じ合っていない。そんな感覚。
お父さんが「俺が行くよ」と言った。
私のプライドは許さなかった。自分が任された役割は、自分がこなしたい!
そう涙ながらに伝えた。
お父さんは後ろに乗り、ついてきてくれた。
「また、迷惑をかけてしまった。」
その感情で心が溢れていた。
午後からこそは!
とお父さんのお手伝いをしよう!ご飯を作って、洗濯物を畳もう!
と、そう思って、30分睡眠を取る。
目が覚めたら、真っ暗な世界。
もう夜になっている。
また自分は何もできず、人に迷惑をかけた1日になったと反省した。
お父さんと夜、雑談をするのが、大切な時間だ。
くだらない話をしたり、聞いたり。
お父さんが言った。
「お前は辛い日々だろうけど、俺は今幸せだよ。
こうして、一緒にいられるのだから。」
私の心は、その言葉で救われる。
そしてまた、頑張ろう。生きよう。と思えるのだ。
明日も強く生きようね、自分。
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