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なんとなくワインを飲みながらなんとなくPCに向かった-諫早勾留記871-

なんとなくワインを飲みながらPCに向かうことにした。特に何かをしたい訳でもないから結局エディターを開いた。日付が変わったばっかりだがホテルのラウンジにはまだまだ人が多く、夜は終わらないなという感じ。私の夜もまだまだ。塩尻と甲府で買ったワンカップのワインが2本空くまでは終わらない。

冷やした方が美味しいよと塩尻の売店のお姉さんに言われたからコンビニの氷が入ったカップに注いでみたもののどうも味がぼやけてしまった。だめだった。ロックワインみたいなものがあるよなと頭の片隅から記憶を引っ張り出し都合の良い解釈をしてみたはものの、冷やし方が間違っているんだからだめに決まっている。

鞄の中からはこの数日で買い込んだ食材がわらわらと出てくる。旅先で食べたいものをそれなりに食べているのでなんとなく買った食材は残ってしまう。長時間の移動で食事ができないことを見越してスーパーで買ったよくわからないお菓子や、京都を出る朝に買ったカルネ。流石にカルネは食べないとまずいからトースターで焼いた。今更ながらにカルネはトースターで焼くと美味しいことに気づく。

#カルネがなんだという人に説明しておくと京都の定番のパン屋の定番である。玉ねぎとハムがサンドしてあるだけ。でもそれがいい。

そんな新たな発見を胸に刻みながら過ごす夜はなんだかワクワクもするが、カルネなんてこの先3年くらいは買わないだろう。そもそも京都に行って朝わざわざ志津屋に行こうだなんてそうそう思わない。仮に行ったとしていつも食べていた蒸し鶏と金ごまごぼうやニューバード、カツサンドなんかを押し退けてカルネを買うかと言われればどうだ。怪しいだろう。そうだなあ、夜勤明けに食べてた蒸し鶏と金ごまごぼう、懐かしい。

祇園四条駅のアンスリーでコーヒーを買い、隣の志津屋でパンを買う。夜勤明けのパターンの一つだった。他は三条の王将で瓶ビールとホルモンチャーハンを食べるか、今や無くなった祇園四条のローソンの2階で金麦を煽るか。それか出町柳のおにぎり屋さんかセブンで買ったご飯を家でかき込んで速攻で眠りにつくか。我ながら不健康な日々だったとは思うが幸せだったと思う。夕方に起きて同僚と飲みに行って朝。寝て起きてまた夜勤にとか。今でも会うメンバーはみんな夜勤チームだし、なんか変な絆みたいなのはある。皆同じ敵と戦っていたからな、そりゃ同志だ。

そういえば久しく三条の王将にも行っていない。王将なんてどこも同じだと思う人もいるが案外そうでもなく、人によって好みも分かれる。昔一度河原町三条の王将に行ったら隣に2回りくらい上の先輩がいらっしゃって首が回らないやつになったこともあった。それ以来河原町三条店には行ってない。元上司は河原町店の餃子の焼きが他と違うと豪語していて同僚がよくそこに連れて行かれていた。まあ確かに焼きは良かった気もするが上司が来るならと行くことはなかった。そんな事情もありつつ私はいつも三条店に行っていた訳であるが、あそこの目がキリッとしたスーパーウーマンや独特な言語を使う店長は元気だろうか。厨房で一番デカかった副店長は元気だろうか。まだホルモンチャーハンはやっているのか。味噌だれはあるのか。今度京都に行ったら行こうかなとも思うが、結局他の案件が勝ってしまうからな。住んでないと行かないよ。

今年はもう京都に3回も行った。年末までにあと1回、年末はどうせまた京都だ。年始に今年は京都に複数回行くと言ったがそんなレベルじゃない。ありがたいことに飲みに行こうと誘ってくれる人もいるし、ライブで関西に行くことも多々。最近は長崎から福岡に出るのも慣れてしまってそれでは物足りず関西まで出る始末。だいたい九州だけじゃ物足りなかったりするから。まあそんなもんさ。

珍しく長々と文章を書いているが、酔いが回っているからだ。夜が明けたら台風の中だが友人と飲みに行く。帰ってくる頃には雨風に打たれベロベロになりもうだめなやつだろう。でもそれがいい。

さてそろそろワインも無くなりそうだ。シャワーでも浴びて眠りにつくとする。今日は(といっても昨日か)疲れた。もう散々。疲れるとメンタルも崩れるし酔いの回りも早い。あー隣の青年のペヤングがうまそう。

本音を言えば、ただただ寂しいだけなんだろうな。
また明日。


■Good News
・辛かった思い出はネタになる
・だめだったけど幸先は良かった
・楽しかったのでそれでいい

■今日の1曲
ロビンソン / スピッツ

この記事が投稿されたということは生きているということだ。よかったな。


にゃーん。