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日々の記録44

早朝、新幹線ホームの喫煙ルームは煙の中に人がぎゅうぎゅうに押し込められて地獄のようだった。そこまでして吸いたいものなのかと非喫煙者の私は思ってしまうが、それをどうこう思う権利はないことも実は知っている。むしろこの分煙文化に馴染んでいただいて感謝ばかりである。

父親も吸っていたし、小さい頃にお世話になった父親の会社の人も吸っていた。さらに言えば前の会社の人間も今の会社の人間たちも吸っているから、タバコという文化を受け入れていないわけではない。ただ昔からタバコを吸うようになるだろうという予感はこれっぽっちもなかった。あったのはお酒だけである。もっともタバコを始める人間が多いであろう大学生時代も、スポーツをやっていたこともあり体力が落ちるという理由で触れることはなかった。周囲も同じだったから特に吸う機会は訪れなかった。そんなこんなで吸わないことが当たり前にはなっていて、自分の生活環境に取り入れたいと思わないのは間違いない。時代なのか、ただそういった環境にいただけなのか。

ただ世間の共通認識としてタバコ=悪として扱われ、社会の隅っこに物理的にも精神的にも追いやられるのもどうなのかと思う。過去非喫煙者を追いやっていたのだから当然の仕打ち、ともふと思ったりしたが、それでは互いの歩み寄りはない。そういう歩み寄りが必要な瞬間というのはどんな事象にもあるはずだ。

なんだかんだ我々は極端なのかもしれない。
また明日。


にゃーん。