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日々の記録60

戦え。そう言い聞かせる。勝負をやめたら終わりだ。
逃げるな。そう言い聞かせる。逃げたことは成長しない。
飲め。そう言い聞かせる。酒を飲めばだいたい解決する。
食え。そう言い聞かせる。世の中は体力勝負だ。
歌え。そう言い聞かせる。歌わな始まらねえ。

歌え。そう言い聞かせてカラオケに行く。1人で行ったのは2年ぶりか。最近はカラオケでなくても歌う機会が多くてわざわざカラオケにいくということはなかった。行ったとしても飲み会の2次会で行く程度で、1人で行ったときの自由な感じとはかけ離れたものだ。学生時代は日々のストレスをカラオケで解消していたのだけれど、社会人になり平日でも休日でも酒を手にすることを覚えてその割合は減ったし、コロナの影響もあって友人関係も希薄になりそもそもカラオケに行くこともなくなった。そんな昔の日常のようなものを久しぶりに手にした。

歌え。思うままに歌い、叫び、感情を吐き出す。採点のコメントで気持ちよく歌っていますねと言われるくらいには気持ちが良く、感情がこもっていますねと言われるくらいには感情が爆発する。持ち込んだ酒はすぐになくなり、結局水分補給をほとんどすることなく利用時間が過ぎ去った。声はガラガラだ。明日の仕事ではネタにすればいいと思っているし、それぐらいの方が威圧感が出ていいだろう。

歌え。人生歌っていればいい。歌わなければ死んでしまう。そうだ、私は歌うために生まれてきたのである。歌っていさえすればいいのである。声が枯れるまで、私は歌い続ける。

歌え。そんなハーモニーを感じながら。音を肌に浴び、身体の中で震わせ、その音をまた感じる。そんなハーモニーを感じながら。

少しだけ、欲望と感情を爆発させる瞬間が必要らしい。
また明日。

にゃーん。