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日々の記録25
太陽のブルースを聴くと大学の自習室を思い出す。あの頃は良い思い出しか残っていない。将来や人間関係にも思い悩んでいた時期ではあったし、悪い思い出もいくらかはあるのだろうけど、良い思い出ばかりが頭に残っている。かと言ってあの頃に戻りたいかと言われればそうではないのがまた不思議な感覚である。
過去全ての事象が1つでも欠けたら今の私はないだろうというのは、いつからか抱いた自己肯定だ。今が充実していて自分自身を愛しているということと、過去の自分と自分に関わってきた人間たちを否定しないという2点に起因しているように思える。だからなのかもしれないが、いつからか必要以上に過去を振り返ることもなくなったし、過去の関係性に固執することもなくなったよう思える。
それでも過去というのは知らないところで押し寄せてくるものだ。旧友からの唐突な連絡だったり、突然終わったはずのものがぶり返すこともある。一見まっすぐ歩いているように思える人生も、実はぐねぐねと蛇行していて時折そういう過去と交わるのだろう。その交わりとどう付き合っていくかというのは未だに答えが出ないところだ。とはいえ取捨選択しながら現在の自分にフィッティングさせて生きていることには変わりない。
我々は今を生きているのである。でも、大事なことは忘れたりしないように、こうやって私は記すのだ。時折振り返る記憶や突然出会す過去を忘れないように。それは忘れてはいけないことであるから。そして決して欠けてはならないものなのだから。
そう、太陽は言ったのだ。
また明日。
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にゃーん。