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まんぼう下で成功した舞台

市民オペラ
『ドラマチック木曽川-Opera貞奴-』

先月、まんぼう中に開催された舞台
開催を市やお客様にきちんと認めてもらうために事務局の方が懸命に動いてくれて、
みんなで必死で事前の抗原検査と当日の抗原検査をして開催することが出来ました。


日本初の女優、川上貞奴の生涯。
確かにとても有名な方。
でも出演者は岐阜、各務原にゆかりのある方、タレントさんや集客力が凄くある有名人を起用した舞台ではないです。

でもこの日を心待ちにしていた、舞台を見て感動した!という方がたくさんいらっしゃって、出演者ののもとにお客様からたくさんメッセージが寄せられました。

出演者周りの方なのだから
良い事しか言わない、
これは舞台あるあるではありますが、
今回は確実にそれだけではありません。

もちろんオペラの歌い手様や、演奏して下さった方など、プロとして活躍されている方が出演しているので、クオリティはきちんとしてますが、一般市民も出演する舞台…

これだけ沢山の方が感動したのはこの舞台を開催するまでの物語も見せていたからだと思います。

田舎にいると耳にする事はあまりないけど、プロセスエコノミーが狙ったわけではなかったようですが、お客様に見える形になってました。

Facebookグループが数年前から立ち上がり、コロナ禍でも川上貞奴についてや、川上貞奴ゆかりの地に直接訪れた話など、常にグループに話題が共有され続け、常にお客様に見える形で動いていました。
コロナも敵でしかありませんが、コロナに出演者一同立ち向かう姿もお客様を味方につけることが出来た要因かと思います。

お客様に舞台当日の本番だけではなく、開催するまでの苦労や思いなども時間をかけて共有してきた事で、より舞台への満足度が上がった事が明確でした。

まだ完成してない状況をお客様に見せることに抵抗のある舞台関係者の方がほとんどなので、この流れが定着するのは随分後になるかもしれないけど…

舞台はお金がかかるし、チケット代だけで出演者がきちんと生活していけるようにする事は非常に困難で、ほとんどが赤字か出演者がノルマを背負う形がほとんど。
助成金や協賛などもあったりで潤っているといえる舞台は都会でもほとんどないです。

特にコロナ以降は感染者数の増減で
客席数を間引いたり、中止したり。
チケット代の返金が発生したら儲けゼロで大きな赤字を背負う事になります。


チケット代に体重を置いた舞台は
リスクが大き過ぎるので、別の手段できちんとマネタイズ出来るようにならないとみんな潰れちゃいます😢

グッズを先に販売?見てない舞台のグッズ、簡単に売れませんよね…
クラウドファンディング?集まるかもしれませんが、毎回色々趣向を変えてやったとしても繰り返しやるのは難しそうです。
配信で?見に行けなかった方など見てくれるとは思いますが、定点カメラだけでは難しいし、技術、人件費結構かかります…

舞台の稽古風景を出す、台本販売、色々手段はあると思うけど、完成品以外のものにも価値があるものはたくさんあると思います。

プロセスエコノミーでのマネタイズ化は
今後も舞台を行って行く上で
お客様にとっても舞台関係者にとっても
大切な事じゃないかなと痛感しました。

事務所所属せず、あえて地元で活動させて頂いてます♡応援よろしくお願いします!