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【詩】雨の朝


珈琲の音色が静かな天国に響く
わたしはカフェインを浴び、どうにか生きている
でもカフェインはわたしの方を振り向いてくれない

雨が翻ったとき、わたしは外に出かける
そこは快楽に魂を預けたような世界である
もうきっと晴れた日には満足できない

夢を夢と気付かない楽観的な肉体は日々脂肪を蓄える
どうか安らかに眠らせてほしい
でも神様はそれを許さない

幸せを願うラベンダーの香り
あなただけは絶望と無縁に暮らしてほしい
わたしはそのためにあなたの絶望を引き付ける

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