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肺炎 そのあとに

肺炎になったという話を以前書きましたが、先日の15日に、再度撮ったCTの結果とか、血液検査の結果とかをききに行きました。もう私の中ではどうでもいい話と化しているのですが、一応前段を書いてしまったのでちゃんと結論まで書こうと思います。

私が地元の耳鼻科の先生に紹介してもらった大きな病院は、いわゆる巷で話題の発熱外来が設置されている病院で、PCRテント(屋外に設置されたテント施設)などが目視できる場所に存在しており、病院の周りではお医者さんや看護師さんがせわしなく歩き回っていて、物々しい雰囲気がすごく、本当に大変なところに来てしまったと、乗って来た車から降りるのを躊躇うほど緊迫した雰囲気に包まれていました。

予約してあったので、警備員の方に肺炎で来ましたと告げると、テントの横の緊急外来の入り口の前で待つように指示され、看護師さんがそこに迎えに来てくれました。看護師さんはピンピンと元気そうな私をみて「ここがどういう場所かわかってる?」と言いました。え、なんとなくわかるけどごめんなさい、あなたの言いたいことはよくわかってない…

「あなたを紹介してくれた先生、手紙もないし、なんだかよくわかんないのよねーなんで三鷹の病院に行けなかったのかしらね、受け入れてもらえなかったのかな。まあいいや行きましょう」となんかよくわかんない内部事情の一部を聞かされ、???の心境のまま、ひとりぼっちのベッドだけの部屋に通されました。命のパロメーターを測る機械が理路整然と置かれており、ここに何人ものコロナウイルス疑いの人が通されたのかと思うと、ブルっちまいました。そしてさっき看護師さんが言ってたことを思い出します。

地元の耳鼻科の先生はとても若いし、出来たばかりの病院なので、コネがあんまりないのかもしれない…だから三鷹の病院には当てがなかったのかもしれない…素人目にもここまで大きい病院に繋げてくれた、耳鼻科の先生の凄まじい努力を感じました。すまねえ、先生…私なんかのために頑張ってくれたのですな…。コネのない病院にかかる際には手紙がいるそうですよ…。でも言えないや。そんなこと言えない。

で、しばらく待ってたら完全に防護服に着替えた看護師さんが再登場。指先で酸素濃度測って、うん、全然大丈夫!とのこと。その裏側では肺炎が見つかった例のCTを発熱外来の先生がチェックしてくれたそうで、コロナの可能性は低そうだから、と一般の呼吸器科の方へ移ってもよし、ということになりました。見ただけでコロナかどうかわかるんですね。あっさり〜。でもこの時期に肺炎になるとは…生まれて初めてのことだし、紛らわしいですね。

そして一般の外来に移った私。とりあえず人がたくさんいる場所に来れて、「密ゥ!!!」とは思いつつも、さっきの寂しさとは打って変わってな場所だったので、ありがたいなと思いました。そして呼吸器科の先生とお話。この肺炎はあなたの右肺の下の方に出来てて、いや、正確にはもう治りかけで、原因はマイコプラズマ、結核、クラミジア、とかかな。今日もCT撮って、血液検査して、調べましょー!となりました。クラミジアはなんか性病のイメージが強すぎるのでイヤだなあ…と思ってたら、「名前は一緒だけどクラミジアは性病になるやつと肺炎になるやつは別だから!」というような説明を受け、フーン…と思いつつ、車で帰宅。家帰って、一言も喋らずとりあえず服を全部洗濯機に入れて、シャワー浴びるなどしました。

そしてあまりにも軽症なためか、再来は二週間後。で、15日に行って来ました。えー血液検査の結果、マイコプラズマ・結核・クラミジア、どれも違いました!!!でも色々肺炎になる理由はあるから原因不明ということだけどもう大丈夫だよ!CTも綺麗に肺炎治ってたよ!と言われ、よくわかんないけどヨカッター!とテンション上がりつつ帰宅。即シャワー。

「じゃあコロナじゃん!!!w」と夫は言っていましたが、どうもそうではないっぽい気がするし、そうだったのかもしれないし、こうやって謎のままこの肺炎騒動はENDするっていうのは最初から予想が付いていたので、もういいや…となりました。12日くらいから咳も全く出なくなって、完治した予感を自分でも感じましたのでもう本当にいいです!

肺炎があるって言われた時から本当はすごく怖かったけど、全然気にしないようにして過ごしたらなんとかなったという感じな気がします。特に夜はFF7Rやっていたのでハッピーでした。スクウェアエニックス様ありがとうございます。

今も戦っている医療従事者の方たち、軽症の肺炎の女が行くべきではないであろう場所に行ってしまい、すみません。本当にかかりたかった人がかかれなかったのであったらさらに申し訳ないです…。と思いつつも、私もこの病院に受診するまで2週間の隔離生活や、その後2週間の待機期間などを経てのやっとの受診だったので、かかりたい人が即座にこの病院にかかることへの高いハードルを感じます。何か意図があるのでしょうが、末端の人間までには周知されているわけではなく、インターネットで調べても憶測の域を出ないので、いろいろ考えるのはやめました。そもそも肺炎になったのが確実なのに受診まで4週間待たされた私の心は正直、浮ばれませんでしたが、社会の一員としてそこはグっと我慢しました。軽症だし…。でも不安だったんだゾっ…

そろそろ自粛解除の動きが見え隠れしているようですが、なんとか日本は新型コロナウイルスを押し込めたのだと信じたい…残り少ない(であろう)自粛期間をフルパワーで楽しんでいきたいと思います。

なお今回の肺炎騒動で漫画の仕事が一本無くなってしまいましたので(識者に会えないという理由で)、今月からはまた頑張るぞーっ!

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