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ファミリーナンバーのシェアについて

こんばんは。ご無沙汰しております、やさ島です。
今回は、ファミリーナンバーにおける基本的な部分、各ファミリーナンバーの割合・シェアについてお話ししたいと思います。
ファミリーナンバーのシェアを正確に算出するのは難しく、さらに国や時代によって差があるのですが、今回は日本の近代競馬の目安としてざっくり2020年以降生・国内という条件で算出しました。
各ファミリーナンバーの頭数はこちらのサイトで調べました。

早速ですが、各ファミリーナンバーの頭数を発表します。
結果は以下の通りです。

1号族、4号族、9号族、2号族など、小さい数字のファミリーナンバー(FNo.)の頭数が比較的多いのがわかると思います。これはファミリーナンバーの成り立ち(当時繁栄していた順に数字を割り振られた)から考えても自然なことです。
また、赤・緑・青の色分けはそれぞれ地力系・バランス系・極軽系の分類と対応しています。FNo.の数字のうしろについている△・○・▽の記号についても同様です。ちなみに、地力系・バランス系・極軽系のそれぞれの頭数は488・435・456頭でした。これらの3分類の頭数はほぼ等しいです。これらの分類は日本競馬に合わせて定義されたものですから、もともと頭数がほぼ等しくなるように定義したのかもしれません。
ちなみに、海外はこの限りではありませんので、海外の活躍馬やシェアと比べてみるのも面白いでしょう。
例えば凱旋門賞の勝ち馬は特に顕著で、大きな偏りがあります。

地力系・バランス系・極軽系の分類については高柳誠二氏が提唱したものを踏襲しています。詳細は以下の記事をご覧ください。

上のグラフで示した各ファミリーナンバーの頭数をもとに、円グラフでシェアを見てみましょう。なお、円グラフの表示順は降順とし、シェア1%未満のファミリーナンバーについてはまとめて「その他」としました。

トップシェアは1号族の14%です。1号族は1レースにつき1〜3頭程度出走していますから、このくらいの数字かと思います。特にクラシック戦線ではよく見かけるファミリーナンバーですね。
16号族、22号族は数字が大きい割に幅を利かせているFNo.です。これは、現在の国内の競馬によく合っていて特に繁栄したと考えることができるでしょう。

今回の記事では各ファミリーナンバーのざっくりとしたシェアをお伝えできましたので、これから各ファミリーナンバーの特徴についてまた記事を書きたいと思います。お楽しみに。

それでは、おやすみなさい。


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