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猫がいること

ジジが来て1ヶ月ほど経った。
はじめてジジが私の足にゴロンと乗っかって甘えてきた時は、信頼を得られてきたことと、あまりの可愛さに涙が出そうに...。

お互い理解し合えなくてもどかしくなったり、こちらの愛情に反して期待を裏切られるし、まだまだ警戒されるけど、理解できないことが心地いい。
きっと彼は彼なりの考えがあって行動していて、でも人間にはそれが理解できないということがわかってるから、人間同士へんに探りあったり気を使いあうことより楽な気がする。

また、ジジにとってはうざいかもしれないけど、言葉通じ合えないからこそ、私が一方的に話せるのもいいことかもしれない。(逆にジジが夜鳴きなどで一方的に伝えてくることもあるし)
常に相手(ジジ)のために前向きな言葉で話そうとするから、自然と自分の気持ちも前向きになる。

さて。
うち来て初めて爪を切った日は、部屋中を逃げまり、シャーしまくり大変だった。
爪切った後は本棚の一番上で置物と化し、最終的に埃まみれのレンジフードに乗ってこっちの様子を見てる。
ジジは頑固で一度機嫌を損ねると長いこと動かなくなってしまうけど、そういうところも思春期の子供のようで可愛い。

こういう思い通りにならない時は、「信じる」ことにした。
「食べてなくてもトイレしてなくても大丈夫。そのうち降りてくる。もし万が一粗相しえても大丈夫。ジジを信じて待つ」
もどかしいけど、信じていれば大丈夫と思えるようになった。本当にもどかしいけど。

ちなみに爪切りしたその日のよ夜中にジジはやっと機嫌が治り、寝ている私のところに来ては何度も鳴いて喋りかけてくれました。
おかげで寝不足だけど。

会ったばかりの猫に感謝するというのも身勝手な話しですが、私はジジに感謝しています。


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