珍しく自己嫌悪になった。
つい先日まで、私はひどく自己嫌悪に陥っていた。
自分と向き合うことをこの4年ほど集中してやってきたつもりだったのに、まだ ”こうあらねば・こうしなくては” の思い込みがまだ私の中にある。
フラメンコ発表会という特別なイベントがあったからこそ、私の幼少期からバレエで培われた ”骨身をけずって努力しなくては” という思い込みが自動的に発動したように思う。
自分自身も、フラメンコのことばかりを考えてしまって眠れなくなるのが辛かった。
その自分を縛る思い込みを、周りの人にも押し付けようとしてしまうのも嫌だった。
その状態から脱するのはいく日かかかったけれど、いろんなところで目にするメッセージを受け取って自分のことを客観的にみることができた。
真未さんのライブ配信を聴いたことと、フラメンコ教室のお友達が楽しそうに踊るソロの踊りをみてことが大きなキッカケだ。
私がやりたいことは、”フラメンコを通して今の私を表現する” というシンプルなもの。
その他の、「みんなが見に来てくれるからすごい踊りみせなくちゃ!」とか、「他の人と私は違うことをみせなくちゃ!」、は余計だったんだ。
でも今回、私には珍しく自己嫌悪におちて良かったと思う。
私がいつものままだったら、自己嫌悪とか自己否定する人の気持ちが分からなかったし、いつまでも自分は特別で他の人はそうでもないという高慢な意識を持っていただろう。
自分の性格的についショートカットして先に行きたがるけど、人生はスゴロクじゃないから早く上がればいいんじゃないよね。
そのときそのときの嫌なことも良いこともじっくり感じて、自分を生きたらいんだなぁ。