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出産レポ

初めての出産。
もし今後また出産することがあっても、まったく同じ出産にはならないだろうから、一生に一回の経験としてしっかり記録しておこう。

妊娠中はつわりゼロ、体調も良好、むくみもなし、メンタルも大丈夫、唯一あったのは爪が弱くなったくらい。
めちゃくちゃ元気な妊婦過ぎてみんなに本当に妊婦?って何度も言われた。
なんなら臨月入ってからキャンプいったし。笑

でもやっぱり出産は大変だったーーーー。

出産予定日は2021年9月30日。
一週間前の23日、秋分の日で祝日だった。

23日 11:00

朝起きてトイレにいったら「!!!」初めてのおしるし(血の混ざったおりもの)を確認。おしるしがでたら1~3日で出産になることが多いって読んだからこれは近いかも?と思って一応家族にもLINE。
そしたら1年前に出産を経験した姉はおしるしが出た当日に陣痛も来たとのこと。なんだか一気に出産が近づいた実感がわいてきてちょっとドキドキ…。でもまだ別にお腹が痛いわけでもなく、張ってもなく、とりあえずいつも通りに過ごした。

15:00

何となくお出かけしよっか~というノリで近所のららぽーとへ。
100均で入院中の飲み物を買い、ユニクロで気持ちいいロンTを衝動買い。
旦那さんが会社の部下からもらったアドバイスを参考に念のためテニスボールをゼビオで購入。(この時は「ほんとにテニスボールなんて使うの~?」と効果を疑ってた)

20:00

帰宅して旦那さんとハマっている海外ドラマ(サバイバー 宿命の大統領 Designated Survivor)をだらだらと観る。
なんかちょっと小腹が空くね~と言いながらUber eatsを眺めたら、美味しそうなフルーツサンドが目に留まり、なぜか夜ご飯に銀座のフルーツサンドを注文。めちゃおいしかった。笑

22:00

おしるしが出続けてる。
ベビたんが動いているからなのか少しお腹が張ってきた。
これが陣痛なのか…?
念のため陣痛バッグと入院バッグの最終チェックをして、お風呂にも入って準備はばっちり。

2:30

ついにこれは確実に陣痛だ!という感じの腹痛が定期的にくるように。
10回に1回くらいはひどい生理痛のようなギューーーっという痛み。
アプリで感覚を図って5分間隔で痛みが来るようになったので、病院に電話。一旦来てくださいと言われたので、旦那さんに車で送ってもらった。
診察してもらったらまだ子宮は1㎝しか開いていないから、このままもう少し様子見ましょうと言われ、そのまま入院することに。
結局朝まで一睡もできなかったけど、変化は起きず。
このまま居てもいいけど、家にいたほうがリラックスできるし進むよと言われ、旦那さんにお迎えに来て~と電話し、帰宅。

24日 15:00 本陣痛

たしかに家のベッドはリラックスできて、気づいたら2時間くらい寝てた。
でも起きたら今度の陣痛は明らかに前日よりも痛くて、どんどん痛みが増してきてベッドで悶えた。。。
死にそうな声で再度病院に電話し、また行くことに。
ベッドから起き上がりたくても痛すぎてなかなか動けないし、今まで感じたことのない痛みに耐えられず勝手に涙が出てきた。
旦那さんが荷物運んだり、車だしたり、ものすごく心配そうな顔で私を支えながら一生懸命サポートしてくれた。
病院に着いたらなんだかぞろぞろと大人数のスタッフに出迎えられ、もう歩くのもやっとな私は速攻車椅子で運ばれることに。
かわいそうに旦那さんはここであっさり締め出される。笑 (バイバイ言う余裕もなかった…)

ここからが本当の戦い。
昨日より明らかに痛い陣痛なのに子宮口はまだ2㎝しか開いてないという。。。
LDR(入院した病院の出産する部屋)に1人にされて、下っ腹の激痛が来るたびに雄叫びをあげて耐えた。。
たまーに助産婦さんが来て背中さすってくれたり呼吸のアドバイスしてくれたりしたけど、陣痛と陣痛の間くらいしかまともに応答できなかった。
産む時の体力必要だから、食べれるならご飯食べてねって言われたけど普通のご飯なんて絶対無理で、旦那さんが昼間に買ってバッグに入れておいてくれたウィダーinゼリーとポカリを重宝。(ナイスすぎた…ありがとう。)
定期的にくる痛みが嫌すぎて怖すぎて、ずっと目つぶってたし、ベッドの柵につかまって必死に耐えたからどのくらい時間がたってるとか全く分からなかった。とりあえず早く終われーーーって思ってた。
「お腹の次は腰が痛くなるよ、そのあとうんちが出そうな感覚になったら赤ちゃん降りてきてるサインだからね」と言われ、このお腹の痛みが腰にくるの?!って疑ったけど、ほんとにきた。
しかも更に激痛。ここでテニスボールの本領発揮。まさか本当にテニスボールがこんなにも活躍するとは。
助産婦さんがテニスボールを腰の痛いところにあてて押してくれて、少しだけ痛みに耐えられる感覚があった。そのあとも自分で何とかテニスボールを腰に押し当てたけど最終的にはそれだけじゃ耐えられなくて、テニスボールで思いっきり腰殴り始めた。笑
もうこの頃の私の唸り声と雄叫びはMAX。。いったいどこまで響き渡っているのだろうかとちょっとだけ思ったけど、もう声を上げずにはいられないし、この苦しみをあてる先もないからとにかく叫ぶしかなかった。

多分19:00くらい
言われた通りなんかうんちを踏ん張るような感覚がやってきた。
助産婦さんに言ったら、「赤ちゃん降りてきてるね~でもまだ子宮開ききってないからまだ頑張って!ふーって息はいて力逃がして!まだ力まない!」って言われたけど、もうわけわかんないくらい痛いし、本当に何かがでそうだから踏ん張るしかないって感じであんまりうまく呼吸できなかった。
しばらくして、周りで何人かが「うん、もうこれ出てきちゃうね。やるしかないね。」と話してるのが聞こえて、あっという間にベッドの形が変わり、すごい明るいライトが出てきて、4・5人くらい人が部屋に入ってきて、一気に分娩体制に。
1番ドンっぽいおじさん先生が横に来て、「はい!じゃあ次痛みが来たら力むよ~!赤ちゃん出るよ~!」と言い始める。
これはもう鼻からスイカなんていう表現も正しくないと思うくらいわけわからん激痛で、ヴォォォォォォーーーって自分でもどっから出てんだという雄たけびを上げた。もう途中から私の声がやばすぎて助産婦さん何人か笑ってた気がする。笑
でもおじさん先生に「叫んじゃダメ!目開いてこっちみて!声出したら力が逃げちゃうから黙って踏ん張って!」と怒られ、必死に言われたとおりにした。何回か耐えられず叫んだけど、1回黙って踏ん張ったら何となく赤ちゃんが出てきそうな感じがあって、これだってコツをつかんだら3回目でついに出てきた・・・!!!
見えてなかったし意識朦朧としてたからわからないけど、多分頭が出たらあとは助産婦さんが赤ちゃんを引っ張り出してくれた感じ。
もう力抜いていいよ~と言われてからはヌル~ッと何かがでていく不思議な感覚だった。
出てきた瞬間は終わった。。。って気持ちでボーっとしてたけど、助産婦さんが赤ちゃんを胸のところに持ってきてくれて見つめてたら、感動がじわじわとこみ上げてきた。
自分の中から命がけで1人の赤ちゃんがでてきたなんて…神秘すぎる…わぁぁぁって感じ。笑

20:04 2858gの女の子 誕生

分娩時間は6時間9分(初産にしてはかなり早いらしい)
※ドン先生が勝手に私のiPhoneとって写真撮りまくってくれてた。笑

ちょっと落ち着いてすぐに旦那さんと家族にLINEして、旦那さんは秒で家出て来てくれた。
パパ、べびたんとご対面。
15分だけだったけど、生まれたてふにゃふにゃ抱っこできてよかったね。
この場で、いくつかあった名前の候補で呼びかけてみて、1番いい顔したお名前に決定。

これからよろしくね、りあちゃん♡

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