日本の不動産文化の深層:土地の価値と将来の資産性を考える②
■価格が下がりにくい土地とは?
価格が下がりにくい土地の特徴や選び方をお知らせ致します。
既に土地を購入してしまった方に関しては必要ない情報のように思えるかもしれませんが、今現状で自分達の土地がどのような状況なのか?を認識することも重要です!
そして土地の価格に関して様々な情報をブログやYoutube、Instagramなどで知る事があると思いますが、土地や不動産、株やFXなどに関して『絶対に儲かる!』『必ず上がる!』などのような情報は有りません!!!
土地も同じで絶対に、この土地を買った方が良い!絶対に値段が下がらないから!という保証もなければ【絶対】と言い切れる理由もありません…
今回お知らせする内容は当たり前の事をお伝えしますが、これらの項目に当てはまらないから自分達の土地は価格が下がっちゃうんだ…と思うのではなく、どのように皆さんの土地を考えるのか?の参考にしていただければと思います。
そして項目としては7項目あります!全て必ず確認してください!
①人気の地域
今現状で人気の地域は将来的にも価格は下がりにくいです!
当たり前の話ですが7項目目で詳しく話しますが勘違いしている人がいるので注意!
駅から歩いて近い土地や近くに大型ショッピングモールがあり利便性が良い土地、評価が高い学校の学区内の土地などなど、皆さんが考え付く項目が多いほど人気の地域の可能性が高いです!
ここではプロの意見も重要です!
皆さんが気が付かない人気な特徴を教えてくれる可能性があります!
しかし!プロの口車に乗りすぎないように注意してくださいね…
嫌な表現をしましたが、プロは仕事で皆さんに土地を売ろうとしていますので絶対に買った方が良い!のような過大評価をする場合がありますので。。。
東京都内であれば23区内、もっと言ったら山手線の内側であれば土地の価格が下がる可能性は他の土地と比べて低いと言えるでしょう。
しかし私が今住んでいる群馬県などの場合は駅から遠い地域の土地が一時的に人気になったりもします!
それは郊外に大型ショッピングモールなどが建設された場合などで起きる現象なのですが、確かに駅に近い土地よりも安価で、更に大型ショッピングモールが建設されているのであれば生活も便利なように感じるかもしれませんが、多くの場合は短期間で人気が下がります…
大型ショッピングモールの計画自体が周辺に住宅が多く建設される予定なのを見越して計画されるのですが、数年の年月が経つと人気だった大型ショッピングモールも人気が落ち着き、一時期の賑わいは和らいでしまいます…
そうなると人気の土地だ!と思って買った土地の値段は思ったように安定せず、下がってしまう場合もあります…
一時的な人気なのかどうか?と言う事を考えて地域を考える事が重要です!
②災害リスクが少ない地域
災害が今現状発生している土地は人気はないです…
更に災害リスクを考える人が増えておりますので、過去に災害があり今現状は起きていなかったとしても神経質に確認する人もいます!
よって皆さんは下記を確認してください!
ハザードマップ
地盤の安全性
上記に関しては少々長くなりますので別のオサックでお知らせ致します!
またくだらないと思われるかもしれませんが、「水」を連想させる地名は避けるのも良いです!
「水」や「池」、「川」などの漢字が入っている地域は昔は池や川だったのが埋め立てられていて軟弱な地盤である場合もあるのです!
自分達の家だから好きな場所に家を建てたい!と思い川の近くの土地を購入して毎日川を見ながら生活をすることは、とても素敵な事ですが…
川の近くの土地は地盤が良くない事が多く普通に家を建てる事が出来ずに、地盤を強くするための地盤改良などの費用が数百万、場合によっては一千万円を超える場合もあり、自分達が求めていた広さの家がソモソモ地盤を強くする費用にとられてしまって、建てる事が出来ない…なんて事にもなります…
そして軟弱な地盤の土地や災害が起きる地域は国などの自治体が多額の費用を投資してくれないと良くなることは有りませんので、将来的に土地の価格が上がる事は期待できず…
更には災害が頻繁に起きれば価格が更に下がってしまう場合があるので注意が必要です。
③ファミリー層が多く良い学校がある地域
今現状で若い家族が多く住んでいる地域は将来的にも価格が下がりにくい可能性があります。
30~40代のお施主様が住んでいる事が多い為、日本の場合は子供が巣立つまでの10~20年は土地や家の売却を行わない可能性が高いです!
上記より少なくとも10~20年は価格が下落する可能性はカナリ少ないです!
更に近年は教育に対して多くの関心がある人が増え人気がある学校の学区内は価格が下がりにくい事が予想されます。
しかし新しく新設された学校などのように一時的な人気の場合は注意が必要です…
学校の不祥事などで一気に学校のブランドが落ちると、周辺の土地を購入したい!と思うファミリーが少なくなるので価格が下がる可能性があります。
また今既にお子様がいて有名学校に通わせる事を考えていない人も、人気の学校の近くの土地を購入出来たり所有しているのであれば意識して土地の評価をしてみるのも良いと思います!
しかし…老人が多かったり、若い人、若いファミリーが少ない地域は人口減少の為、新しい施設や既存のスーパーなども撤退するなどの状況から土地価格が下落する可能性があるので注意が必要です…
④用途地域を確認する
「用途地域」という種別が日本にはあります!
詳しくは【契約前の『法律』の理解O’SAK】をご確認下さい!
この用途地域は建てて良い建物を判別する為のカテゴリーなのですが、家を建てる大前提で考えると商業地域・工業地域は避ける事をオススメ致します。
商業・工業地域は基本的には『住まい』として考えている地域ではない為、周辺に公園施設やファミリー向けの施設が将来的にも建設・計画されることが少ないです。
しかし、商業・工業地域で店舗兼住宅のように計画を行う事で収益を生むような家を造る!という事も考えられますが、土地と家をセットで販売する事を考えるとリスクがあると私は考えております!
用途地域に合わせた家造りが基本的には重要です!
商業地域に土地を持っていて数年後に大きなビルが周辺に建ち並び土地の価格が爆上がり!っという事も無きにしも非ずですが、ギャンブル性が高いのです…
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