クローゼットの中をサステナブルに ~基本編~ 服を大切に長く使うための衣替え4つのポイント
Amidoriのアヤカです。
サステナブルファッションやエシカルファッションの普及活動をしています。
冬や春を行ったり来たりの3月、明日は春分の日です。
先週は汗ばむ程の陽気で、子供の頃と比べると季節感が失われているように感じています。しかし、最近また冬に戻ったようで、寒い日もありますが、もう4月も間近!
冬用のコートや厚手のセーターをしまう衣替えの時期ですね。
ということで、今日は服を長く楽しむための衣替えポイント~基本編~を紹介します!
1.クローゼットにしまい込む前には、お洗濯!
皆さん知っての通り、汗や皮脂は、虫食いや染みの原因になります。
せっかくの素敵な服が、お出かけ前に久しぶりに着てみたら黄ばみで台無し!なんて本当に残念です。
そして、パッと見ではきれいだろうと思っていても、お食事時の汁ハネは、その時は見えなくても、時間がたつと出てくることがあるんです。
そのため、お洋服をクローゼットや衣装箪笥にしまう前には、お洗濯やクリーニングをきちんとしましょう!
お洗濯の前には、洗濯表示の確認を忘れずに。
せっかくのお気に入りの服が縮んだり、色落ちしてしまわないように気を付けてくださいね!
2.埃は取った?クローゼットの中をきれいにしよう!
どうしても洗えないものは(例えばカシミアのマフラーなど)ブラシで埃を取ることをお勧めします。
ちなみに、普段もコートやウールのニットはブラッシングして埃を取るといいですよ。日頃のお手入れで、毛玉もできづらくなります。
埃とりにコロコロも便利ですが、特に毛足が長いもの(ウール・カシミアなど)には不向きです。なぜなら、埃ではない繊維までノリでくっつけて、コロコロすることでさらにノリが繊維を引っ張ってしまうからです(意味わかります?笑)
すると繊維が必要以上に伸び、毛玉ができやすくなったり、繊維が抜けて生地がやせてしまうので、注意です。
そして、ぜひクローゼットの中もお掃除してください。
埃は、ダニやカビの発生の原因に…
衣替えの時に、クローゼットや引き出しの中のお掃除も一緒にやると楽ですね!
3.虫除け対策しよう!
特に冬は、虫の大好きなウール製品が大活躍しました。
クリーニング後にお洋服をしまう時は、防虫剤をいれてください。
↓ 市販では、アース製薬のNATUVOというオーガニックの防虫剤があります。エコサート認証を取得しているそうです。
4.湿気対策もお忘れなく!
湿気が多い日本では、カビの発生を抑えるために湿気対策は必至です。
塩化カリウムタイプの除湿剤(白い粒)を使う場合、水を吸っているのがよく見えるので、取り換え時期はわかりやすいですが、再利用ができません。
炭タイプの除湿剤は、半月に1度水でよく洗い、乾燥させると再利用できるそうです。
少し手間ですが、とってもエコな方法です。
また定期的にクローゼット内や引き出しの中の空気の入れ替えをしましょう!簡単にできて、湿気対策に効果的です!
服を長く大切に着ることは、サステナブルなライフスタイル!
なぜ服を長く着ることが、サステナブルなのでしょうか?
ファッション産業は、2番目に環境を汚染する産業ともいわれています。
そしてそれは、ファスト・ファッションを始めとする極度な消費社会が原因です。
使ってはすぐに捨ててしまうサイクルは、製品の生産のために環境を汚染しながら資源を枯渇させ、捨てることによっても環境を汚しています。
つまり、新しい服を買う代わりに、今持っている服をできるだけ長く使いながらファッションを楽しんでいくことが、サステナブルな社会に繋がるということです。
次回は、このポイントを踏まえたさらにエコな方法をご紹介します!
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