ありのまま

1年で公務員を辞めたのは自分を見失いそうになってしまったからです。

公務員は憧れの安定職でした。誰しもが就職できる所ではなく、地域のためにやりがいを感じれる素敵な仕事だったと思います。

しかし、実際の業務量はかなりの量でした。ずっとパソコンや書類とにらめっこで、事務をこなしても次から次へとやるべき仕事が降ってきました。それに加え接客がありました。

接客業をしている方ならよく分かると思いますが、接客しなければならない量が自分の許容範囲を超えた時、気づけば笑顔が消えて淡々と物事をこなしてしまいそうになることは無いでしょうか。それが毎日続いてふと我に返ったとき、この仕事は自分に何をもたらしてくれるのか、寧ろそのうちAIがやってしまうのではないか、とただただ不安になってしまったのです。

そこから私はただただ逃げてしまいました。自分らしくありのままの自分でいたいな、と思えば必然的な選択だったのかも知れません。

生きていくうえで何が大切かと考えた結果、ありのままの自分でいれること。お金や名誉でもなく、自分が自分らしく生きることを選びました。こうして最終的には両親や周りの方々の猛烈な反対を押し切ってこの結論を出してしまったのです。

正解かどうかは分かりませんが、「こんな人間もいるもんだ。」と、悩んでいる人の一助となればと思います。

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