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海外でのモデル経験

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海外の事務所にどのような経緯で所属したのか、オーディションや外国人モデルとのシェア生活のエピソードなど、赤裸々に話しています。所属し活動した/しているのは、ニューヨーク、シンガポ…
運営しているクリエイター

#キャスティング

チャンスは突然。一度ダメでも、別の誰かが押し上げてくれる

街中に飾られる看板広告のモデルになりたい、誰もが知るコスメティックブランドの顔になりたい、憧れのクリエイターと一緒に仕事をしてみたい… などなど、モデルをやっていると、それぞれに抱く夢や目標があると思います。 今回は、私の中のそんな目標が、思いもよらぬ形で叶った時のお話です。 ◆憂鬱なオーディションへ NY滞在中。その日も、朝からオーディションが入っていました。 撮影のオーディションでしたが、担当者はNYFWでもよく顔を合わせるキャスティングディレクター。 ショーのキャ

オーディションで好まれるヘアメイク

オーディションに行く時のメイクって迷いますよね。普段のメイクでいいのか、どこまでしていったらいいのか、ノーメイクなのか… 先日Instagramの方でLIVE配信をした際に、オーディションでのヘアメイクに迷います、という声をいただき、私にも長らく悩んでいた時期があったなぁ…と振り返るきっかけとなりました。 ということで今回は、現在はどうしているか、どうやって迷わなくなったかを、私自身の今の悩みも含めて話していきます。 ◆オーディションの目的 オーディションの前には、ほと

ロンドンで受けた、その後を左右する大きなキャスティング

初めてNYでランウェイを歩いた年、NYFWも終盤に差し掛かっていた時に、急遽ロンドンに行くことが決定しました。 実は期間中にプレキャスティングで行ったディレクターの元から、何度かCall backされていたのですが、それがなんとNYFWの為のキャスティングではなく、パリファッションウィーク出演に向けてのものでした…!! 有名なキャスティングディレクターたちは、NY以外の都市、ロンドン、ミラノ、パリでもランウェイを抱えているため、それぞれの都市に入る前からキャスティングを始

NYでランウェイを歩くまでの道のり

こちらは、「1日10本!New York Fashion Weekのキャスティング」の続きになります。 前回はプレキャスティング、キャスティングについてお話ししましたが、まだまだショー出演までの道のりは長い!さらなる審査に進みます。 ◆Call backNYFWの流れとしては プレキャスティング →キャスティング →フィッティング →ショー本番 というのが一般的ですが、例外として、あまりにも大人数から選ぶ際は、キャスティングとフィッティングの間に”Call ba

1日10本!New York Fashion Weekのキャスティング

海外で初めてランウェイを歩いたのはニューヨーク。今回はそんなニューヨークファッションウィーク(以下NYFW)出演をかけて行われる”キャスティング”(海外での呼び方はオーディションではなくキャスティング)に焦点を当てたいと思います。 日本とは全く違う仕組みや開催される規模の大きさ、人数の多さなど、全てに驚かされます。 キャスティングはショー開催時期の約2週間前から始まり、そこからほぼ毎日行われます。私の場合、日本の東京ファッションウィークでは多くても1日に4〜5本でしたが、ニ