見出し画像

Pounding the Rock

昨年、3期生として参加したdocomo academyの中で、少しだけ越境した体験があったので残しておくことにします。

留学制度とは

docomo academyではクラス制度が取り入れられています。
基本的にはクラス内でSlack等を通じて日々コミュニケーションを取りながらプログラムに臨んでいくのですが、特別に他のクラスを覗き見できる制度がありました。

それが留学制度です。

期間はおおよそ1週間。
留学先で何かしらの爪痕を残すこと、お土産を持って帰ってくることが立候補できる条件でした。

最初は当然のことながらクラスの猛者達が手を挙げ、色んなクラスに散らばっては素敵なお土産話を持って帰ってきました。

留学によるキャラ変も話題になったりして、それはそれは素晴らしい体験なんだろうなと遠い目をしながらSlackを流し読む日々。

とはいえ私は自分のクラスが大好きで居心地も良く、まだまだやれそうなこともあったので、まずは地道にそこで頑張ることにしました。

なんで

留学制度は好評で、第二弾、第三弾…と継続的に行われていました。
そして年が明け、いよいよ中間発表まで1週間に迫ったある日。

私は突然飛ばされました。

朝起きてSlackを見たら、クラスの雰囲気がまるで違うのです。
タイムラインに出てくる名前も違う、文面も違う。
そして表示されているチャネル名を見てやっと自分が飛ばされたことに気が付きました。

思わず「へ?」と声に出てしまったし、何かの間違いなんじゃないかと事務局にメッセージも打ちかけました。
行きたいなんて言ってないからパスポートも準備してないし、行先の言語も全く準備していない。完全に丸腰。

本当に嫌でした。

10分間くらい(笑)
その間は事務局メンバーやメンターの顔を思い浮かべては、誰が犯人かを捜して張り倒してやろうと思っていましたが、そんなことしても何もならないのでやめました。
こうなったら仕方ない、やるしかないなと覚悟を決めたのです。

別れの手紙

正直、留学中のことはあまりよく覚えていません。
覚えているのは、何かしないといけないという思いから企画も考えず誰でも参加できるミーティングをやったことだけ。

でも最後にこんな手紙を残していたので置いておきます。

【お世話になりました】
今できることを、1つずつ、コツコツと…

-----------------------------------------------------------------
皆さんの投稿を見て、あぁもう1週間かと気付きました。

最後に…みたいなことを書くのが留学生っぽいのかもしれませんが
私はそんな立派なことはできないので、思いをダラダラ書きます。
完全に自己満です。

ここ最近思うこと。
私は正解を求める癖がついてるんだなと。
アカデミーに関しても、「〇〇していいのか」「〇〇で合ってるのか」みたいな感情が出てきて、つい踏みとどまってしまうことが多々あります。

学校じゃない、正解を求めるな、と何度も言われていますが、今まで何十年と培ったルールはなかなか取っ払うのが難しい…というか怖い。
たぶん皆さんもそうでしょうけど、今までそれなりに優等生でやってきたし、失敗したくないし、みたいな。

まぁでもよく考えたら、正解って何?ってなって。
他人に認められることが正解としてやってきた感がありましたけど
なんかそれ、私の人生ってなんなんだろうとか答えのないところに入り始めまして。
そしてビール飲んでたら余計そんな思いがグルグルして。

で、知らないうちに飛行機に乗ってAwayに到着。

私の留学生のイメージは
活発、めっちゃ発信する、なんかすごい、イベントとかよくやる、コラボする…
みたいな意識高い系だったので、いざ自分がその立場になるとマジでパニックでした。

イメージする留学生のように「確固たる何か」があるわけでもないし
全然意識高い系でもない。

あー困ったなーなんかやらなきゃなーでもなんか自己啓発系の文章とか書けないしなー
ってことで、とりあえず空いた時間で皆さんとビール飲むことにしました。

本当にノープラン、入ってくれた人となんとなくしゃべるゆるーい会しかできませんでしたが、皆さん入ってくれて、色々話してくれて、私のノープランを助けてくれて、本当にありがとうございました。

私がこの留学中にできたことはこんな感じ↓
・野呂さんとビールを飲む
・黒木さんのお子さんとバーチャル乾杯
・増田さんに引っ越しのススメ
・アサカイメンバーに推しの担々麺屋を紹介
・古橋さんと愚痴を言い合う
・東さんに日本酒を語ってもらう

事業案とか全然関係ないけど、これが今私にできるgiveだったのかなと。
(一部giveになってるか怪しいですが)

まぁでもきっと、これが私のペース。
こうやって岩を叩いていれば、いつか岩が割れて道が開けて
岩を割り続けてたら土地が割れて海が割れて奇跡といわれて神認定される。

同じように岩を叩いても、私と誰かの叩き方や強さは違うだろうし
先に割れた人の叩き方は参考にしつつ、私は私流で自信をもって叩き続けようと思います。

…とか言いながら、
やっぱり神までの最短距離知りたいよねー
先が見えない中で進むの怖いよねー
とかまだグルグルしてるので、良かったら皆さんまた一緒にビール飲んでください

ではまた!
-----------------------------------------------------------------

やっぱりビール飲んで目的もない話をしただけでした。
留学先の皆さん、ごめんなさい(笑)

でも!
ビールを飲んでただけなのに!

奇跡を起こしたい。
そして神になりたい。

そんなこと言いだしてますよ。
事務局に怒って、丸腰じゃ嫌だって泣いてたあの私が。

そして今も神になりたい気持ちは変わっていません。
あと丸腰で泣いてるより神目指した方が32倍くらい人生楽しいです。

だからもし今何かで迷ってる人がいたら、できれば手を上げてほしい。

ちゃんと手を上げるのが無理なら、目瞑って1クリックするだけでいい。

それでも無理なら、勇気がないことをこっそり教えてください。
お望み通り崖から突き落としますので。

一緒に岩割りましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?