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【レンズの向こう側】フォトグラファーの集い〜人の心を掴むコミュニケーション術って?

※この記事はClubhouseでのトークルームでのお話を抜粋しています

平日12:00-13:00、株式会社aMi代表藤井(@yuka_fujii)がClubhouseというアプリでフォトグラファーの方のお話を聞かせてもらう番組を運営しています。

今後、毎回様々なテーマでお話をフォトグラファーに聞かせてもらうことで、新しい発見や思考を深める機会にしていただくことを目的としています。

2/17はフォトグラファーには必須とも思われるコミュニケーション力についてフォトグラファーさんにお話を伺いました!

コミュニケーションとは?

藤井:コミュニケーションとは相手がいて成り立つものです。目的によってコミュニケーションのとり方は異なります。相手にどう感じてほしいのかを考えた上でどのようにコミュニケーションをとるのかを考える必要があると思っています。

例えば、美容室でもたくさん喋って欲しい人もいれば、静かに過ごしたい人います。

今このClubhouseで限られた時間でテーマに沿って話を進めていく場合は端的に相手に言葉で伝える力が必要になります。

撮影のシーンでも、企業撮影ではプロとしての信頼感が重要だったりしますし、家族撮影の場合はお子様に楽しんでもらうことが大切だったりと相手やシチュエーションによってコミュニケーションを臨機応変に変えられることも求められているのではないでしょうか。

また自分だったらどう思うかを考えよう、とよくいいますが、
そこに実は落とし穴があると思っています。

人によって考え方や感じ方は千差万別でそれぞれなので、自分がどう思うか、ということに加えて相手と自分との差異を知る、ということがとても重要です。

そのためには相手の情報量が必要になってきます。
表情をみながらその人がどんな人なのか、どのように感じているのかを想像を巡らし、知識だけでなく経験を積んでいくことでこの場合はこうすると良いな、という自分の最適解が積み上がっていくのでコミュニケーション力が磨かれていくのではないかなと考えています。

お客様との距離を縮めるコミュニケーション

ゲストスピーカー:私は家族撮影を中心に撮影しています。作られた表情ではなく、なるべく素のお客様を引き出したいので「好きなもの」などを聞いたりして自然な様子を撮影するようにしています。最初はとにかくお話しながらリラックスしてもらって、後半にかけてどんどん良い写真を一気に撮っていくようなイメージです。お話してたりする中で、ふと空気が変わる瞬間があるんです。その瞬間を逃さないようにしていますね。

ゲストスピーカー:私は企業撮影を中心に撮影していたのですが、去年スタジオをオープンして家族写真なども撮っています。いづれにしても、私も作り込まずに撮影することを心がけています。企業撮影でも緊張してむりやりポーズしてもらうよりも、実際に仕事している様子を撮影させてもらうことで、その人ならではの良い表情が引き出せると思っています。スタジオはスタジオ自体が非日常空間だとどうしても緊張してしまいがちなので、ちょっとクールでシンプルな雰囲気にすることで、素を出せる空間にすることを心がけました。

ゲストスピーカー:ウェディング撮影をしているのですが、とにかくその現場を自分が全力で楽しむ、ということを心がけています。そうすると、撮影自体の体験が楽しかった、という思い出になるんじゃないかなと思っています。特に男性は撮影が苦手な人も多いので、出身地や趣味など共通する話題を探って話を盛り上げたり、自分以外のヘアメイクさんやスタイリストさんなどを巻き込んで楽しい雰囲気づくりを心がけてます。

藤井:なるほど。コミュニケーションというのは言語のやり取りだけに注目しがちですが、その場の空間や雰囲気づくりも含めてその人の心を動かしていくことなのかもしれませんね。

初対面の人の心の扉を開ける

藤井:フォトグラファーは会ってすぐに信頼してもらって1時間などの限られた時間で自然体の表情を撮る、というとても高度なコミュニケーション力が問われる職業だと思います。様々な現場での経験を糧にしながらコミュニケーションを磨いてらっしゃるみなさんのお話を伺って改めてリスペクトがこみ上げています。ありがとうございました。

次回のClubhouse

2/18(木)12:00-13:00
【レンズの向こう側】フォトグラファーの集い〜CRAZYの創業メンバーが語る、主体性を引き出すチームづくりとは?

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