ぐらしあすの「1年間ブラック企業に勤めてみた」
今から10年と少し前、ぐらしあすは某ブラック企業に勤めたことがある。
ベジタブルをカットして、某企業に卸す会社。
今でも、その時のことは鮮明にトラウマとして脳にインプットされている。
初出勤の日、出社したらぐらしあすともう1名が初出勤する日だった。
しかし、もう一人は出勤しなかった。総務担当者曰く「逃げたな」と。
初めのうちは、先輩がいろいろと教えてくれて、おおむね朝の8時ころ出勤し、どんなことがあろうとも17時には退社させてくれていた。
いわゆる工場のライン。パートさんは1日に約40から50名が出勤する。
ベテランパートさんからいろいろと教わる。
朝から朝礼で、会社の理念のようなものをみんなで合唱する。
生活していくためにぐらしあすは必死。
仕事になかなか慣れない。
パートさんの話によると、もう何人入社してやめていったかと。
ぐらしあすは毎日朝一から早めに入り、パートさんが仕事にすぐにとりかかれるように準備をする。
先輩は初めは優しく教えてくれていたが、ぐらしあすの覚えが悪いのと、パートさんのローテーションがうまくくめなかったこともあり、先輩たちから、ダメな奴だと刻印を押され始める。
毎日毎日ベジタブル(パレットに乗っているので尋常なく思い)を運んでは
排水溝の掃除、塩素の入った思いボトルを所定の位置に置く。
そして、現在の出荷完成品の目安を把握する。
何度やってもうまくはかれない。
しかし、3か月が経過して社長面接があって正社員となった。
そこから先輩たちのぐらしあすへの態度が変わった。
使用期間にいろいろと話のできた先輩が、ぐらしあすをののしり始めた。
何度も我慢をした。
が、もうどうにもならなくなって年下の先輩に切れてしまって、胸ぐらをつかんで、大声を出してしまった。その先輩は、殴るなら殴れ、そしたら警察を呼ぶと言った。ぐらしあすも必死の抵抗をしたのでそれで満足だった。
皆が皆、影では多職員の悪口批判だらけ。
正社員になったとたん、勤務時間が長くなった。
朝8時に出勤して、20時に職場を出るのは当たり前。
年末年始なんか、24時ころまで働いた。
先輩社員がぐらしあすに対して、パートさんの前で暴言をはくので、ぐらしあすは一部のパートさんから舐められ始めた。
それでも毎日が必死だった。
出社するのがだんだんと苦痛になっていった。
しかし、家族がいるので簡単にやめられない。
ある日、ある先輩から「今すぐこの機械を直せ」「あほボケ死ね」と言われた。それでも食い下がった。
今から振り返るとよく頑張ったものだ。
ある日とうとう限界が来て、直属の上司に、ぐらしあすはうつ病でしんどいと泣きながら訴えると、総務担当者にもそのことを告げるように言われそうした。そしたら会社中に、ぐらしあすがうつ病であるという情報が流れた。
長から「変な病気」と言われた。
結果、上司から、戦力外通告を受け、「次の仕事が決まるまで待ったるわ」と言われ、仕事をつづけながら転職活動をした。
今、いつも仕事で苦しくなった時に、このブラック企業のある意味生き地獄のような日々を思い出す。あれほど苦しい仕事はないと感じる。
そのあまりにも苦しすぎるブラック企業勤務を経験し、ぐらしあすにとってある意味「あれほど苦しい仕事はない」と、それからの生活の起爆剤となっている。
その仕事を1年続けて、体重が19キロ落ちた。
今となっては、ぐらしあすのねばりの為のいい経験だったと思える。
ディプレッションまっさかり。ぐらしあすの「こころの声」を中心に、自分が体験したことや、時折感じる何のエビデンスもない、主観の記事も徒然に書いていきたいとおもいます。よろしくおねがいします。