ぐらしあすの「バーチャルハルシネイション」

幻聴・幻視とはいったいどういうものなのかを体験できるソフトがある。

これは、某製薬会社が作成したもので市販はしていない。

ヘッドフォンをして、画像が映し出されるメガネのようなものを目に当てる。

場面設定は、ある男性会社員(Aさん)Aが会社帰りにバーに立ち寄ったところから始まる。

Aさんはバーに入ってカウンターに座る。
端の方に座っているグループが何やら楽し気に話している。
Aさんは自分の悪口を言われているような気がし始める。
Aさんは、どこからともなく、「お前は仕事ができないんだ」
「お前はバカだ」「お前なんて死んでしまえ」などの声が聞こえ始め、混乱し始める。
そして、「バーの壁に何か虫が這っているのが見える」「その虫が何種類も現れる」「虫がAさんの方に向かってくる」など。

ぐらしあすには幻聴・幻視はないが、このような疑似体験をして、
「幻聴・幻視のある人はこんなにしんどくて嫌な思いをしているんだ」ということを強く感じた。

バーチャルハルシネイションは個人には貸してくれないが、製薬会社も自社の非定型抗精神病薬を売りたいから、病院や精神障害啓発催事などがあれば、おそらく精神障害者支援職員やドクターに依頼(行政なども巻き込んで)をすれば、うまくいけば体験できると思う。
このような体験ができる機会はそうそうない。

ディプレッションまっさかり。ぐらしあすの「こころの声」を中心に、自分が体験したことや、時折感じる何のエビデンスもない、主観の記事も徒然に書いていきたいとおもいます。よろしくおねがいします。