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とびっきり幸せじゃなくてもいい

来月、母の一周忌がやってくる。
思い出になってほしくないって泣いてた数ヶ月前のわたし。
今は、母がいなきゃ生きていけないと思ってた毎日を、泣いたり笑ったりしながら生きてる自分にがんばってるねって言ってあげようと思っている。月日は悲しみも平穏な心もつれてきてくれる。

ほんの少し時間が経てばまた前向きになれたり、笑えたり、かと思えば悲しくて目の前が真っ暗にしか見えない日もあったり、こうやって見える景色は毎日少しずつ変化していくものなのか。。。
それならどん底の日だってジタバタしないで
ジーっとその時が過ぎていくのを静かに待っていればまた平和な日々は訪れる。

そういえば最近はひどく落ち込むことも、わんわん大泣きすることもなく心穏やかに過ごせている。
きっと周りにいてくれる人たちのお陰だ。
疎遠だった友達とまた昔のように遊ぶようになったり、コロナ以来会う回数が減ってしまっていた友達とは、今年はもっと会おう!ってお出かけしたり、あぁみんなに助けられてるなぁって思う。ありがたい。

「私のお母さんってね…」
「あの時すごく悲しくてね…」って話せる人だっている。大切にしよう。

母が亡くなってから、マッチングアプリに登録してみた。
まさかこんなにも好きな人に出会えるとは…!って思うくらい好きな人に出会えたのだ。
だけど、付き合えずに終わった、、、(涙)


そりゃあもう久しぶりの失恋に、何度も何度も泣いて、受け入れてもらえなかった自分は何の魅力もないんじゃないかって自己肯定感は爆下がりし、なぜ自分の恋愛はこうも上手くいかないのかと落胆し、彼を忘れるのに数ヶ月かかった。

それと同時に、こんなにも人を好きになれる自分を知ってうれしいような、ホッとしたような気持ちになった。
だから彼には感謝なのだ。

マッチングアプリの一瞬で終わってしまうような便利な出会いよりも、今そばにいてくれる人達との時間があればそれでいいのかもって思ったりもする。


心踊るようなときめく恋もいい。
だけど今は、ただただ何でもない毎日を静かに一緒に味わってくれるような人がいてくれたらそれでいい。人との別れや悲しい涙はいらない。

母が他界して涙、涙の日々がほんの少し落ち着いて、この平穏な毎日を味わいたい。
とびっきり幸せなことが起きなくても、こんななんでもないような毎日が続いてくれることが今の私のしあわせなのかもしれない。

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