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いくつかの場所の思い出とか

あっという間に日々が過ぎていく。仕事とそれ関連の勉強ばかり。ばかりといってもなかなか進まない。
プチ創作は頭の中で続いている。事実を書いてしまえばそこそこ面白いのではないかという出来事を経験してるが仕事以外のことであっても公表してはいけないという制約のもとに書くことが大事なのだろう。「事実」とか言っても切り取りにしかならないから事実として読まれることは不可能だろうし。
作家は最初にどのくらい設定を考えておくものなのだろうか。作家の意識とかを本で読むことはあっても私が意識して読んでいないから頭に入ってこないのだろう。
場所の設定もあるよね。どのくらい実際に行ったり調べたりするのだろう。ほんとすごい。
私はとりあえず今年の日めくり俳句カレンダーで出会った場所のことをメモしてこう。
1月9日 知床を大きく回る尾白鷲 宮坪勝美
あら、この方『幻氷―宮坪勝美句集』(精選作家双書)というのを出されている。ということはやっぱり知床は地元か身近で思い切り実景ということだよね。すごい。尾白鷲、私もみてみたい。鷲ってとってもかっこいいと思う。知床はネイチャーガイドさんについてもらって回ったけど自然ってすごいとほわーっとなった。エゾシカとかも普通にいてこちらが踏み込んでいる感じがすごくした。スキーで巡る季節においでと言われたし、すっごく荘厳でみたこともない世界が見られるのだろうけど寒いのがどうしても・・。でもまた行きたい。尾白鷲に会いたい。老いると全身が真っ白になるんだって。雪みたいになって空を舞うんだね。はあ。
あー、そうだ。今1月10日の日めくりを手に取った。
ぷうぷうと猫のいびきや藪柑子 金山桜子
私が最近ずっと思い出そうとして思い出せずにいたあの赤い実は藪柑子でした。同じ赤い実でもうちの花壇にある千両より艶々な気がすると思ったら藪柑子は十両ともいう、というか彼らはヤブコウジ属なのか。私いつも千両と万両の違いがわからなくて「うちにあるのどっちだっけ」ってなっていたけど藪柑子とよべばいいいのか。今日はね、まだうちのは千両だってわかる。今ネットで見たばかりだから。
1月11日 初電車雪の近江に着きにけり 日原傳
初電車、初旅、良いですね。私は博多の地下鉄が初電車でした。近江は滋賀だね。滋賀は丹下健三の大津プリンスに泊まって琵琶湖畔や三井寺で遊ぶのもよし、高島だったら「ととろ」というお食事処へ行ってみて。お刺身が好きな方は特に。楽しかったー。この俳句は近江のどこかしらね。雪の近江、滋賀ってどのくらい雪が揺るんだろう。滋賀出身の人に聞いた地形とか京都までの距離とかいろんな話を聞いてとても興味深かったのに何も覚えていない!ああ。近江八幡は電車通る?車で行ったことがあるんだけど。クラブハリエのバームクーヘンが定番だけどヴォーリズ建築もよかった!かつてのメンソレータムの創業者でもあるよね。あれ?創業者で合ってるかな。あとで調べよう。近江八幡にいたときね、ちょうど雨上がりで虹がきれいにでていろんな小径でみんな一人とかカップルとか親子とかでそれを見上げてた。虹はどの土地でも見られるけどなんだかとても特別な感じがしたなあ。
と書いていたらメロンが届いた。お香典返しの。年末に届けたはずが届いてないという不思議なことが起こり再び送ってもらいました。なんだったんだろう。
ということで出かける準備をしましょう。寒いけど梅みながら行きたいな。もう咲いてるんですよー。