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7.7お茶会がもっと日常的になりますように

 なにを食べてもなにを飲んでも甘くてつらい。これでもかと辛い台湾ラーメンを食べたいけれど、そんなことをしたら腫れている扁桃腺がついに破裂してしまうし限界に弱った胃がおいおいと咽び泣くだろう。
台湾ラーメンを食べて扁桃腺を爆発させた女として後世に語り継いでもらうのはごめんだ。


 扁桃腺が腫れるってその状況下でよく使う文字の羅列を「扁桃腺って喉と何が違うんだ?」くらいのざっくりした認識のまま「熱があるのと〜扁桃腺が〜」って言ってきてたんだと気がついたのは今朝のことだ。首痛いよぅ寝違えたかしら…なんて肩をぐるぐるしながら鏡の前に立って電気をつけた瞬間に「首?!」とわたしがつっこんだ。
扁桃腺ってそこなんだね、ぽこんと腫れてここだよーって主張してた。ちゃんと示されると面白い。

いや面白いとか言ってられない。うそみたいにだるくて勘弁してほしい。
だって今日は希望休を取った日。
わたしがたのしみにしていた日だから。

 だれかの投稿を見て今日が七夕なんだ、そうか、短冊を書くのか、そうか、天の川が、あぁ今日は晴れているな、と思った。
静岡で40度超えというニュースが飛んできた午後、ドレスコードが黒のお茶会に参列する。毎年コンセプトから重ねるそのお茶会、今年のテーマは「香」だった。
黒の服を選び、昨年の苔の茶室のことを何度もおもいうかべたりして今日を楽しみに過ごしてきたのに、扁桃腺が腫れて首が回らないとは、全くの予定外である。

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