パニック障害　薬と副作用の話

1.SSRIとは

2.ジェイゾロフト(セルトラリン)について

3.私の副作用と思われる症状

1.SSRIとは

選択的セロトニン再取り込み阻害薬（せんたくてきセロトニンさいとりこみそがいやく、英語: Selective Serotonin Reuptake Inhibitors, SSRI）とは、抗うつ薬の一種。シナプスにおけるセロトニンの再吸収に作用することでうつ症状、病気としての不安の改善を目指す薬。2009年5月現在、日本国内で100万人以上が使用していると推定されている。(Wikipediaより引用)

幸福ホルモンといわれるセロトニンを脳内に多くすることで、不安を改善、発作を引き起こしにくくするようです。
通常ならどうということないことに過剰反応してしまうのを抑えるのに役立つお薬ということですね。(私のなかの理解はその程度です)

2.ジェイゾロフト(セルトラリン)について

セロトニンは落ち込みや不安に効果を発揮するため、

うつ病・うつ状態
さまざまな不安障害
強迫性障害
外傷後ストレス障害（PTSD）
月経前不快気分障害（PMDD）

に効果が期待できます。

うつ状態の方では、気分の落ち込みが目立つ方に使われることが多いです。

副作用がマイルドで中止もしやすいことから、初めに使うお薬としては使いやすいです。

そしてジェイゾロフトは、パニック障害や社交不安障害といった様々な不安障害にも使われます。

強迫性障害や外傷後ストレス障害（PTSD）にも使われます。うつ病によって生じている不安にも効果があるといわれています。

生理前に不安定になり、イライラして衝動的な気持ちを抑えられなくなってしまう月経前気分不快障害（PMDD）にも、気分の安定に効果が期待できます。

その軽度のものは月経前緊張症（PMS）になりますが、悩まれている方は少なくないです。

ですからジェイゾロフトは、女性に相性がよい抗うつ剤ともいえます。

ジェイゾロフトの適応が正式に認められている病気は、以下のようになります。

うつ病・うつ状態（2006年）
パニック障害（2006年）
外傷後ストレス障害（2015年）

ジェイゾロフトは先の東日本大震災を受けて、外国で認められている外傷後ストレス障害の適応拡大が行われました。

ジェイゾロフトの特徴として
＜メリット＞

効果と副作用のバランスが良い
離脱症状が比較的少ない
1日1回の服用で効果が期待できる
生理前の不安定さに効果が期待しやすい
OD錠が発売されている（溶けるお薬）
ジェネリックが発売されている（薬価がリーズナブル）

＜デメリット＞

胃腸障害が多い
性機能障害が多い
海外よりも使える用量が少ない

(こころみクリニック田町三田心療内科・精神科HPより引用)

というように効果と副作用のバランスがよくて、使いやすいお薬だそうです。
私はばっちり(笑)副作用と思われるものが出て、いろいろ考えることになりました。

3.私の副作用と思われる症状

ジェイゾロフトの副作用として中心になるのは、セロトニンを刺激してしまうことでの副作用です。

嘔吐や下痢といった胃腸障害
睡眠が浅くなる不眠
性機能障害

といった症状が目立ちます。特に胃腸障害と性機能障害が目立ちます。

お薬承認時のジェイゾロフトの副作用頻度は、

悪心（18.9％）
傾眠（15.2％）
口内乾燥（9.3％）
頭痛（7.8％）
下痢（6.4％）
浮動性めまい（5.0％）

このようになっています。

報告しにくい性機能障害（性欲低下や勃起機能不全）は含まれていませんが、かなりの方に性機能障害が認められます。

頭痛の報告もありますが、ジェイゾロフトにはむしろ頭痛予防効果も期待できます。

またジェイゾロフトは、離脱症状は比較的少ないです。とはいえ、長い間服用していた方は少しずつ減量していく必要があります。
(こころみクリニック田町三田心療内科・精神科HPより引用))

私の場合、飲み始めの頭痛はもちろん、傾眠、浅眠になりました。浅眠は元からだったのでそこまで気にしませんでした。

眠い、けどすぐ目が覚めてしまう。

慣れてない方はしんどいでしょうが、私の職場はお昼休憩が長いので、20〜30分程度お昼寝ができると思うと、そこまで気にせずにいられたんです。

恐ろしかったのは、なんといっても

「体重増加」

でしたね。まあ、太る太る！不安を軽減、改善させて、頭の中のハッピー成分増やすんだから、そりゃ「快」になるための行動は増長されますよね(⁠^ ^；⁠)

もうひとつ気になったのが、

「性機能障害」

のちのち、これがふっと頭をもたげてくるのです。

体重増加と性機能障害についてはまた次回で。