飛び降りてから_2

また緊急手術に連れて行かれた。

手術と言っても、傷口を縫うだけだ。よくある話。何針縫いました、っていうやつ。心を落ち着けて手術室に向かう。

見慣れた手術室。ここに来るのは５回目だから。まだ最低でも２回来ることになっている。

腕に血圧計をつけて、指先には酸素濃度計、そして一応、点滴を——、あ？点滴、落ちない？

一昨日刺し直してもらったばかりのルートは使えなくて、また刺し直し。今回は大丈夫だと思っていたのにな。左腕に３回目でとれた。もはやわたしのルートをとるときは、エコーがおなじみ。

気をとりなおして、手術開始。局所麻酔が刺される。ちく、ちく、ちくと何度かにわけて刺される。

麻酔されても全然、感覚がある……痛い！また麻酔が追加される。ちく。

全身が硬直する。あー、力を抜かないとまた動かなくなる！（前回のオペ後、しばらく腕が動かなかった）

なぜか抜糸までされる。まあ、抜糸の瞬間は嫌な感じがするが、そのあとは痛くなくなるからがんばるか。

そうこうして手術は終了。気がそがれたわたしが今、ころがっている。