あなたのおうちの育児方針を教えてください!
娘は現在1歳2ヶ月。
笑顔溢れる元気な女の子です。
子育てしていて、他の親子の関わりをみていると思うことがあるのです。それは、「どんな育児方針なんだろう?」「どんな子に育って欲しくてその関わりをしているのだろう?」ということ。文字だけ見ると批判っぽさがありますが、これは単純に興味で、ママ同士として育児を語り合いたいなという気持ちです。
日常の関わりは、そのまま育児方針につながります。例えば『優しい子に育ってほしい』なら、優しされる経験をたくさん与えなければいけないでしょう。
今回は、我が家の育児方針をお伝えします。
(一応、保育の研修や経験、育児本で勉強を積んでいます。)
あなたの家の(もしくは、あなたの受けてきた)育児方針はどんなものですか?
基本理念
うちの基本理念は『子どもを信じること』『子どもを敬うこと』です。
子どもを信じること
『子どもを信じること』とは、『子どもが自分の思う通りになることを信じること』ではなく、『子どもが失敗しないように信じること』でもなく、『子どもが失敗をしても自身で立ち直る力を持っていると信じること』『親がうるさく導かなくても、子どもは子ども自身の尊厳のために成長していくと信じること』です。
放任のように聞こえるかも知れませんが、そうではありません。信じて見守ります。不安なときは止まり木になります。子どもは、安心すれば自分から外の世界へまた飛び出します。(もちろん、不安がりな子もいれば、イケイケドンドンな子もいるでしょうから、安心するまでに寄り添う時間は子によって違うでしょう。)子どもの力を信じます。
私はこの関わりを勤務先の保育園でも教わりましたし、田中茂樹先生(小児精神科医/臨床心理士)著「子どもを信じること」でも教わりました。
そんな中、「おかあさんといっしょ」の2024年6月月歌「みててカーニバル」がでました。
♪うまくいかないときでもへっちゃら…みててもらえたら ムクムクとあふれてくる ゆうきとパワー♪
この歌詞は、『子どもを信じ見守ること』そのものです。子どもは信じ見守られることで、勇気いっぱい成長することができるはずです。
※子どもの止まり木になり、安心できる存在になることを愛着形成と言います。それについてはまたの機会に詳しく書きたいと思います。
子どもを尊重すること
お腹の中で10ヶ月も大事に育てやっとやっと出てきてくれた我が子。自分にとっては、待ち遠しかった存在で、「子」という続柄があって、未熟だからと、ついつい馴れ馴れしくときにテキトーに接してしまうこと、ありませんか?
子どもも一人の人としての権利がありますし、
自分に比べて未熟であることはイコール自分が偉いことにはならないと私は思います。
我が家はそんな方針から、会社の同僚や上司にしないような扱いは避けるように心がけています。
(例えば、手の届かない範囲にいるとき子に用事があり「おーい」「おいでー」と大人都合で呼ばない。用事があるなら、自分から近くに行って「ねぇねぇ、」と話しかける。)大人相手だと当たり前に出来ていることが、子ども相手だと気付かぬうちに雑になっちゃう…そういうことを避けたいと思っています。
オムツ替えの時は「おむつ替えるねー」と声かける。抱っこのときは「抱っこしてもいいですか?」「抱っこするねー」などと声をかけ正面から抱っこをする(後ろから無言で抱き上げると子どもも驚きます。それはもはやタワー・オブ・テラーですから。)
敬う考えがあったからこそ、娘が産まれてからこういったことが自然にできました。
いよいよ次の項目で我が家の育児方針について書きますが、
一人の人として尊重する関わりを持つことで、主体性の伸びや自己肯定感の高さにつながっていくと考えています。
我が家の育児方針
長期目標(100年)
子が幸せ。
(親がどうこうしたから子が幸せになる…ような書き方の違和感がある表現ですが、『子の幸せを願った育児方針なんだ』と思ってもらえればと思います。)
中期目標(5年)
・子が生きることが楽しいと感じる。①②④⑤
・子が主体的に好きなことを伸ばし、強みにできる。③④
短期目標
①子と愛着形成できる。🟰子が不安等ネガティブな気持ちになったとき、くっつくことで安心感を得ることができる。
・普段から子の気持ちに寄り添い(🟰子が五感で何を感じ考えているか想像してコミュニケーションをとる)、見守る(🟰子の「見てて!」に応える)。
②子の自己肯定感が高い。
・脅育や嘘、レッテル貼りはしない。「〇〇しないと〇〇がくる」「野菜も食べないと大きくならない」「橋の下から拾って来た」「長女なんだから」「〇〇ちゃんはこういう子だから」等
・毎日「大好きだよ」「生まれて来てくれてありがとう」と触れ合い声をかける。
③子が自分の好きなことをたくさん見つけることができる。
・様々な挑戦や経験を子のタイミングで取り組むことを成功・失敗に関わらず(失敗したらダメではない)見守る。(「こっちもあるよ!」「これやってみたら?」「もういいんじゃない?」「それは家にもあるからいいよ」と言った声かけは避ける)
・否定的な言葉は極力避ける。「だめ」「やめて」と言う際も「〇〇ちゃんは〇〇したかったんだね、でもね、」と子の気持ちに寄り添う対応をする。
・子の苦手なことを伸ばそうと無理にやらせる時間を極力とらない。
④からだが健康である。
・機嫌、体温、排泄、皮膚状態など違和感があれば小児科へ受診する。
・強い打撲(小さいのはいい)のないように環境を整える。
⑤生活の一つ一つ(着替え、おむつ替え、お風呂、歯磨き等)が楽しいと感じる。
・ポジティブな声かけをする。
・他の人を参考にしながら子に合った方法の模索をする。
⑥親が楽しく生きる!
・今日の親の上機嫌が笑顔が好きなことをしている時間が子への「教育」
おわりに
いかがだったでしょうか。
よかったら、あなたの家の育児方針(もしくは、あなたの受けてきた育児の方針)も教えてください。
我が家の育児方針は、娘の成長とともに短期・中期目標を夫婦でブラッシュアップしていきます。(現在はバージョン2)
次回は「子の幸せ」を願った育児方針がどうしてこうなったのか(例えば、我が家の育児方針方針にはいわゆる“知育”ワードは意図的に入れていません)。その根本の考えについて、お伝えしていきます。
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