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くらやみ祭-大國魂神社大祭

 昨日、武蔵国総社大國魂神社で行われる「くらやみ祭」を見てきた。18時開始ということで、30分前の17時30分に府中駅に到着、大國魂神社へ歩いて行く。
 着いてみると、すでに神社内、甲州街道沿いは人で埋まっていた。神社内には屋台が建ち並び、人がぎゅうぎゅうに詰めかけている。そんな中に行く勇気は到底なく、少し離れてはいるものの階段の上から見下ろす形にする。幸い、ここはそれほど混んではいない。

右上方が大國魂神社


 思ったよりも外は寒く、腹がいたくなってきた頃、18時になって爆音が轟いた。花火が空に打ち上げられ、漸く始まったかと期待したのだが、それ以後再び沈黙。太鼓の音が聞こえ出すも、あまりに微かでどの位置から聞こえてくるのかが判然としない。甲州街道沿いに陣取った人々がどちらを向いているのかを計ることで、どのあたりで叩かれているのかを知ろうとしたものの、どういうわけか皆てんでバラバラな方を見つめている。
 そこからさらにしばらく待ち続ける。いつのまにか日も落ちていた。次第に太鼓の音が大きくなるものの、どちらから来ているかがまだ分からない。
 宮司が行き来するのを眺めていると、不意に人々が左を向いた。行列と共に大幣が振られ、太鼓が登場する。

 本来ならばこのあとに神輿が来るのだが、あまりに疲れていた僕は早々に退散を決め、人混みをかき分けて家へと帰ることにした。本日午前9時。今これを書いている、約一時間前にはもう「くらやみ祭」は終了しただろう。来年はもっと早く現場に着き、神輿を見るまで頑張りたい。

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