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永野護デザイン展 2024/02/16

 一昨日、若干の時間の余裕があったためひさしぶりにファイブスター物語について調べてみることにした。Googleに一言一句違えぬよう気を付けて(たまに「アルスラーン戦記」と混同して「ファイブスター戦記」と呼んでしまうことがある)入力してみると、これまでとは違って「永野護デザイン展」という表記が目に飛び込んできた。
 慌ててみてみると、開催は10日から。そしてグッズには父の大好きなデコース・ワイズメルのGTM「ダッカス・ザ・ブラックナイト」のクリアファイル、MH柄のマグカップなどさまざまなものが並んでいた。残念なことに、僕の好きなMH「エンゲージ」や「ジュノーン」のものはなかったが。

黒騎士ダッカス

 さてなるべく早くに向かおうと思い立ち、けれども日程を確かめれば今週は土曜・日曜などすべて予定がある。来週月曜ならばよいのだがせっかく予定が少ない日。できれば空けておきたい、となれば空いているのは金曜日。今週金曜日であれば2月の16日、開始より7日目。さすがにチケットが売り切れということもないだろうし、グッズだってまだまだ残っているはずだ。
 そう考えて、多少無理をしてでも一人で行くつもりだったのだが、なんと母が有休をとっていた日と合致するという。ちょうどいい。母が付いてきてくれるならばスマートフォンを介さなければ注文できない展覧会図録などを予約することができるし、写真だっていくらでも取ることが出きる。
 その後チケットを予約し忘れるなどいくつかアクシデントもあったものの、事前にファイブスター物語を読み直し、なおかつイマンモに貸し出すだけの余裕は持ち合わせていた。
 そうして当日、早めにフリースクールを退出し、中央線に乗る。西国分寺にて武蔵野線に乗り換えて東所沢へと向かう。あえて平日を狙って来たわけで、そこまでの人数はいないと予想していたのだが意外なことに建物へと向かっている人は多い。まあ、考えすぎなのだろう。第一ここは角川の直轄地。何か他の催しを見に来たのかもしれない。そう思い、昼食を取ろうと角川食堂というところに足を向ける。
 ここでF.S.Sとのコラボメニューを食べようと思っていたのだが着いてまず目に入る人の数。ガラスから内側を覗き見ると、その半分ほどの人はファイブスター物語のロゴの入ったオムライスを食べている。
 まさかそんなにも人気だとは思いもよらないことだった。ファイブスター物語について話をしても、話が通じるのはフリースクール内ではイマンモ、そしてイラストに対する造詣を深く持つカッパくんのみ。たしかにわが家では父も母も知ってはいるが、所詮その程度だろうと侮った付けが、ここで回ってきていた。

 食後にすぐさま展示室へと向かったが、ここにもことのほか人が多い。僕のように中学生の姿は見受けられなかったが(そりゃ、平日に学生が出歩いてはいないだろう)男性比率が高めで合計50名強ほどか。
 入り口付近にある「重戦機エルガイム」や「機動戦士Ζガンダム」などのラフ絵(とも違うような気がする。あまりそういったものに詳しくないため正式な種別はわからない)の前には行列ができていた。
 僕の知らないものも多かったので絵の一枚一枚丹念に眺めていくのだが、展示されている「エルガイム」の絵などはどう見ようがエンゲージの簡略版である。そういえば、Zガンダムに登場する「百式」なども顔かたちがどことなく似ているような気もする。
 僕は、Zガンダムを見たことはない。それはそうと、全身金色で「メガ・バズーカ・ランチャー」などを持ち、なおかつシールドを所持しないとなると、どうしても同じく全身金色で、砲身を半分にぶった切ったバスター砲を持つジョーカー星団最強のMHが脳裏に浮かびあがってきてしまう。
 ナイト・オブ・ゴールドを構想した時にはすでに百式については完成していたのだろうか。あまりそういったものに詳しくないからわからないが、Zガンダムが1985年からでファイブスター物語が1986年開始ならば下地になっているといえるのではないだろうか。
 そうしてしばらく進むといよいよメイン、ファイブスター物語のコーナーに入る。僕は、概してがっしりとしたものよりも細身のものを、重いものよりも軽いものを好む。(とはいえハシブトガラスよりハシボソガラスが好きというわけでもないのだが)ようするに、大よりも小を好んでいるのだ。
 だから、ナイト・オブ・ゴールドなどはあまり好きではない。絵の展示など足早に見てから一面に模型の乗った机に近づいていく。

1/100L.E.D.ミラージュ(軽装)
1/100エンゲージSR3
奥に見えるのはGTM版ナイト・オブ・ゴールド

 そこに乗ったエンゲージやL.E.D.ミラージュなどを見て所有欲が湧いたのだが、なんとか自制しておく。そうしないと、有り金すべて使い果たしてしまいそうで不安になるのだ。
 最後のGTMのコーナーは人が多かったためある程度は飛ばし、一足飛びにグッズ売り場へと向かう。なにやら胸騒ぎがしたからだ。そして、疑念は現実のものとなっていた。開催後1週間と立っていないというのにすでにいくつかは売り切れており、僕の欲しかったものなどはすべて残っていなかったのだ。(それは、ここ以外のダ・ヴィンチ書店などのものも含まれる)そのため手が届く範囲に来た1/144エンゲージやL.E.D.ミラージュなどに強く誘惑されたが、なんとか振り切った。振り切ってしまった。後から思えばそこで買っておけばよかったのだが、一度退場してしまったのだからそこで気が付いても意味がない。
 悔しい思いをしながら一路ダ・ヴィンチ書店へと突き進み、そこでファイブスター物語の14巻から17巻、F.S.S.DESIGNSの1を勢いに任せて購入、帰路に就いた。
 聞いたところ未だに売り切れたグッズの入荷予定は未定とのことだが、決まったときにはXにて連絡が来るのだとか。もしもその予定が来たのなら、また自費でチケット購入して向かうことと決めている。
 帰り道にマンホールにいろいろな漫画やアニメのキャラクターが描かれているのを見つけた。ダ・ヴィンチ書店にて仕入れた情報からファイブスター物語のマンホールもあることがわかっているのだが、スマートフォンの充電も少なくなっていることもあり半ばあきらめていたのだが、幸運にも東所沢駅に入ろうとしたときに見つけた最後のマンホールにはK.O.Gが描かれており、充電も5%ほど残っていたため写真を撮ることができた。

K.O.G(マグナパレス)
GTM版ヤクト・ミラージュ
正式名称はグローサー・ツァラトゥストラ・デトネーターetc.

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