僕はインターネットの人間に感情を殺された話

これを読んでくださっているあなたは毎日公共の電波を使って悪口を言われたらどう思いますか?
僕は「彼氏と別れた?早く彼氏と別れなよ」「彼氏はあんたのお金しか見てないよ」と毎日言われていました。
配信主ともリスナーともそこそこのお付き合いがありましたので、最早配信に行くのが義務化と言うか強要されているような感じではありました。
そして1回だけその配信主が自分を擁護するようにLINEを送ってきたことがあります。

「ネタだってわかってるよね🥰」

YouTubeという大手動画サイトのガイドラインにも明記されていることなのですが、ネタで人を傷つける行為は禁止です。
だから炎上する大手のYoutuberもいるのはわかっていただけるかと思います。
そしてその人はこうも言いました。

「自分の発言に責任は持ちません、ネタだから」

僕を傷つけた後に加えられた言葉です。
そうやって防御線を張っておけば、自分には責任はないから好き勝手言っていいってことでもあるんです。

人とは不思議なもので、脅迫や虐待により洗脳されてしまう時があります。よくあるマインドコントロールの手法でもあります。
そうやって人を追い詰めることで自分から離れられなくするというもので犠牲者が生まれた事件をたくさん調べるきっかけにもなりました。

僕が洗脳から覚めたのは彼の一言でした。
「あなたの友達はみんな優しいと思っていた。でもこんなに第三者まで悲しくさせる事を平気で笑いながら言う人がいるんだね。付き合ってる本人たちがよくて付き合ってるのに、俺にも会ったことないのに何が『私が一番わかってるから』なの?」

普段ぱっとしないし主語のないようなことばかり言って僕に怒られているばかりの彼がそう言って泣きました。関係のない自分のことまで否定されていると悲しかったそうです。
確かにお金に困ってるとは言っても僕に貸してとか言いたくないと言っていたし、実際お金として自分を見ていないから付き合ったんだってその時にはわかっていました。

僕がリアルに近くにいる人に救われた瞬間でした。

その後、別れずに毎日を充実して過ごし、毎日の別れろ発言もスルーできていた僕ですが、自分の行動や言動に茶々を入れられる事にはたいそうご立腹だったようで、少し入れた茶々も悪口として自分が言っていたことを棚に上げて周りに僕の悪口を広めるようになったそうです。

でも僕は自分の環境を変えることにしました。
ネットで知り合ってリアルで会ったことのある人も洗脳されかけている状態ではありました。
僕はその人らしくまでは救おうとはしましたが、それ以上はしませんでした。
そしてその人を忘れることで僕は僕らしく生きていけばいいのだと思ったのです。

インターネットにはたくさんいます。
自分だけが正しくて、否定されたくなくて、自分だけが楽しくて、周りの人に崇め奉られたい人間が。
心を持たない人間たちが生み出す言葉は薄っぺらい以下です。
お金や言動で人間の心をねじ伏せて、自分が偉いんだ、自分が正しいんだという人がたくさんいることを知りました。
でも、それはここ数年の話です。
在宅ワークや行動自粛が強化され、僕が見始めた頃のインターネット配信とは色は変わりました。
自己顕示欲と自己承認欲求の塊たちが自分のためだけに自分を崇拝させる配信をする人が増え、そして盲目的なリスナーも増えました。
それは前述した被虐による洗脳もあるのかもしれません。

話し合うことよりも指示することがリスナーも増え、自分が正しいからを押し付けることを第一としている人に前述の過去の傷をえぐられて塩を塗り込まれたこともあります。
それでも僕は笑っていなければいけないのですか?
それでも僕は傷つく場所にいなければならないのですか?
同じ人を好きな仲間とも言える人を簡単に傷つけるのはありなのでしょうか?

僕はそこは全く理解ができないところです。
だからインターネットの世界でも孤高の人間になろうと決めました。
人間関係を持つことではなく、こちらから発信をするということに。
もちろん意見があれば読ませていただきますが、このnoteで文章の内容として織り込ませて書かせていただく以外は何も読者様に感情は持たないと思います。

だって僕はインターネットの人間に感情を殺されたのだから。


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