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我が敬愛する木越先生の「ゴッシーが行く vol.1」を読んで、思ったこと

良い縁がございまして、元NHK交響楽団の木越先生から、いろいろ学ぶ場面がありました。私はチェリストではなく、ラッパなので、楽器は違えど、練習の合奏中にポロっとおっしゃる「イメージ」が、とても音楽的なのです。

そして、まるでコンマスのように、合奏で合図をなさる。
だいたいそれに合わせていれば、こちらは安心して吹ける。

いつぞや、ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」をやったとき、本番中にアンサンブルが乱れたときも、木越先生を見てたちまちアンサンブルが立ち直ったくらい。

私の専門は「製パン」ですが、音楽と一緒なんです。「レシピ」=楽譜。それを解釈して作るのが職人。毎日が、そのレシピとの対決なんです。本当にこうなのかな?こうしたほうがいいんじゃないかな?これは余分じゃないかな?こうしたほうが、素直じゃないかな?ここは強引にしてはいけないんじゃないかな?

私は「今日のパンは今日のパン。あしたは、もっといい明日のパン。」を目指して、日々、細かいことでも材料と相談しながらパンを作ります。
どうしたら、もっと美味しく作ることができるかなんて、もう、自分の意識だけしかありません。

私の目指すパンは「笑顔を生むパン」

そう思えば、パン作りも「芸」みたいなもの。

だから、私は「私を笑顔にしてくれる」ものから、たくさんのことを学びます。もちろん、木越先生からも。